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By: Satoru Fujiwara

うちの家のお話

発達障がい児の体幹と空間認知。今のうちに鍛えてあげよう!

投稿日:2016年4月3日 更新日:

発達障害を持つご両親はいつも子供が将来どうなっていくのか心配だと思います。
そんな方にすこしでも希望を持って頂くべく私の体験をお話しします。

当初は不安でいっぱいでしたが、今では子供が成長していく姿を見るのが楽しくてたまりませんよ!

そもそも体幹とは

体幹筋といって、内蔵を支える機能、つまり正しい姿勢を保ったり、運動時のバランスをとるために骨格筋を随意で動かす際に最初に動かす筋肉です。
インナーマッスルのことですね!ボティビルダーみたいな、筋肉バキバキの体を指すのではなく、内蔵の位置をしっかり固定するコルセットの役割に良く、例えられます。

イメージとしては、手足以外の胴体部分。ここが安定しているからこそ、姿勢の維持やボールを投げる、サッカーボールを蹴る、体のバランスを取る等の手足の動きがダイナミックにできるんです。

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空間認知能力とは

一言で言うと、空間の中で位置や形を把握する能力です。
物体が方向・距離・大きさなど、三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力ですね。

例えば、物体を見て絵を描いたり、本を読んでイメージを膨らませたり、平面な図から三次 元として捉えたり、迫る危険…打たれた野球のボールから、自分との距離や位置を、素早く 認識、思考し、判断(キャッチ)する様な能力です。

細かい内容と、対策については、 林成之先生の「脳に悪い7つの習慣」 が、オススメです。
林成之先生は、 1939年、富山県に生まれる日本大学医学部を卒業し、日本大学大学院医学研究科博士課程 終了。

マイアミ大学脳神経外科に留学する。1991年秋、日本大学医学部付属板橋病院にて、危篤 患者に対する救命療法である脳低温療法を開する。 1993年、日本大学医学部付属板橋病院救命救急センター部長に就任。

2006年、日本大学総合科学研究科教授となる。 脳低温療法の開発者という肩書きばかりで なく、脳についての啓発本をいくつか発刊しています。
そのうちの一冊が先ほど紹介したもの。

しかも、この林成之先生、かつて摂食障害に苦しんだフィギュアスケートの鈴木明子選手や、一時伸び悩みかけた、今や世界のスーパースケーター、羽生結弦選手へ指導したこともある脳医学者なんです。

これは、参考にしないワケにいかないですよね!!

なぜ発達障がい児に体幹が必要なのか

我が家の息子は、自閉症スペクトラムと診断されてはや三年目の春を迎えようとしています。
5歳3ヶ月の今、診断されてからすぐに個人クリニックでの療育を週一回開始し、市の支援 センターで月一回の感覚統合トレーニング、加えて月二回の音楽療育を始めました。

その、全てで毎回注意されたりアドバイスされるのは、椅子にじっと座ったり姿勢を維持するための、体幹をしっかり鍛えようという事!!

うちの息子も、既に猫背気味でお腹ぽっこりのオッサン体型になりつつありまして…。テレ ビや大好きなゲームをするのでも、じっと座っていられず、寝転がったりもじもじそわそわ 落ち着きません…

多動も若干あるので、体幹だけのせいではないのですが、全く鍛えないよりは後々の生活への影響が全然違ってくる様です。
発達障がい児は、体幹が弱い事が多く、鉛筆なども親指の指先でなく、根元で深く持つ子が多いそうです。

こういう持ち方をするのは、体幹が弱く疲れやすいため、姿勢を維持しにくく、適度な力加減で指先の鉛筆を持つ事が苦手なためなんですね。
となると、就学してから黒板の板書や書字が難しくなったり、本人も頑張りたいのに中々、授業中や仕事中に姿勢が維持できず、集中しづらくなり苦労しやすくなってしまいます。

体幹の重要性については、以前の記事でも触れたので、そちらも合わせて確認してみてください。


空間認知能力がなぜ必要なのか、体幹との関係

空間認識能力は、先ほど述べた通り運動や物体との距離感だけでなく、想像力や素早い認識や判断力にも影響してきます。
主に右脳が司る能力と言われています。

うちの息子も、キャッチボールがほとんどできず、人としゃべる距離感、(ものすごく近かっ たり、遠くから小声で話しかけたり)、ベネッセのチャレンジをやってるんですが、図形問 題とされているものは、ことごとくわかってません…

小学校の就学は、支援学級を目指していますが、それにしても少しでも伸ばしていたほうが役立ちますよね。
そしてこんなに、重要な空間認識能力を育てるには、しっかりとした体幹も重要なんです。

正しい姿勢で、まっすぐ水平な視線を保つことはこの空間認識能力を伸ばすのにとても重要な役割をもってきます。

しっかり体幹を鍛えて、正しい姿勢を維持することで、物事を素早く正確に理解したり、それをきちんと書字できたり、すぐに疲れてしまいにくくなるわけです。体の軸がしっかりしていれば、物体の距離感をつかみやすくなったり、イメージする素地が作られやすくなると。

昔はこの空間認識能力も、野山を駆け回って遊ぶ事で、自然と鍛えられていたみたいですが、大きな公園もなく、あったとしても、木登り禁止、遊具も怪我防止のため、滑り台だけでブランコすらない公園もあり、子供が自由に伸び伸び、裸足で飛んだり跳ねたりよじ登ったりする場所がないんですよね。

となると、自宅や屋内で工夫してトレーニングする必要があるのです。

我が家の場合、幼稚園の課外で体操教室や、サッカー教室があるのですが、何せコミュニケーション力に問題があるうえ、体幹と空間認識能力の弱さから健常児と同じメニューをこなすには、ちょっと無理があり本人がまずやる気がなくなってしまいそうで、打つ手を模索する日々が一時期ありました。

楽しく体幹や空間認識能力を鍛え、なおかつ、発達障がい児に大切な達成感と自己肯定感を 育む方法が何かないかと…。

体幹を鍛えるには音楽療法、スイミングなど。

そこで、色々探して検討した結果、音楽療法という手段を選びました。

目標としては、最終的にピアノで一芸を身につけてくれたらいいなぁ〜と思っていまして (笑)まぁ、どう転ぶか分からないのですが、のだめちゃんみたいにピアノを通じて人との 出会いや触れ合いがあれば…と。
(のだめカンタービレの記事はこちら) 息子が通っている音楽療法は、ちいさな教室ですが先生がとにかく知識豊富で、無理強いせず、子供のスタイルに合わせてくれるんです。

うちの子なんかは、特に楽しくないと食いつきません…。
なので、体幹を鍛えるにもピアノでワンフレーズ弾く間はバランスボールに座ってリズムをとったり、海老反りになってつま先を頭につける、ブリッジ、手押し車、ピアノのどんどん変化するメロディーや、音楽が停止した際のストップモーションで、トランポリンからジャンプして、動きを止める、音楽の開始でまた動き出す…

と、まぁこんな感じで、楽しみなが ら、音をよく聞いたり、体幹を鍛えたり音楽でリラックスしているんです。

これが、息子には抜群の効果を発揮しました!!

聞き取って理解する能力は弱いのに、元来音楽は大好きなので、ちょっと難しい動きや苦手な体操でもピアノの音を聴きながらだと、できちゃうし頑張れちゃうんです。しかも、先生が必ず褒めてくれるので、達成感と自己肯定感が満載なんです(笑)嫌いな体幹トレーニングや体操を頑張り、半年かけて海老反りが出来るようになり、約一年
でブリッジができるようになりました!!

半年経った頃、発達障がい児クラスやダウン症の子供さんたち、健常児さんクラスの子供達、リトミッククラスの小さい子供達と共同で毎年年末に開かれる、クリスマス発表会に参加しました。

まだまだ、ピアノを弾けるレベルじゃなかったので、ハンドベル3音を使って先生のピアノ 伴奏にあわせて、となりのトトロからさんぽを演奏。
頑張って成功して、達成感と自己肯定感に繋がった様です!!

更にそこから、先生がピアノ演奏にシフトしてくださり、最初からピアノに触らせてくれたました。 普通のピアノ教室だと、中々最初からピアノはじゃんじゃん弾かせてもらえないですよね… 私も経験がありますが、まずは基礎基礎基礎…で、いきなり一曲弾かせてもらえるなんて、 中々ありえません。

しかも、そこからとある大学のゼミ主催のコンサートに息子の通う教室が招待されまして。
丁度ピアノの練習にシフトし始めていた時で、そのままピアノ演奏で参加する事になったんです!

息子は初めて、グランドピアノがあるステージに立ちました。

一音一音がしっかり響く、音響設備がばっちり整った、小さめですが初ピアノ舞台にしてはハードル高めのホールでした。
親のほうが緊張してしまうくらいでしたが、大好きな先生と大好きなピアノが弾ける楽しさが背中を押したのでしょうか。

息子も、どきどきした!!でも楽しかった!!次の発表会はいつ!?ぼくお兄ちゃん?すごかった?と、達成感と大きな自信に包まれていました。
今のところ、楽しんで続けくれているので、家庭でも手押し車や、ブリッジ、バランスボールなど引き続き体幹を鍛えながら、正しい姿勢でピアノを頑張って行こうと思っています!!


空間認知能力を鍛えるには、お絵かき、おしゃべり、良い姿勢、キャッチボール。

空間認識能力の弱さで、わかりやすいのは、絵を描いた時にどんな絵を描くかという事。 息子も4歳になった直後あたりまでは、どんな絵を描かせてもただぐるぐるとした線を描く のみでした。

何かを描いているつもりではあるのですが、形を認識してさらに絵にする、しかも立体として捉えて描く力が弱かったんですね。
3歳からの2つの療育を地道に重ね、音楽療法を始めた、4歳半頃のこと。 息子は電車が大好きだったのですが、幼稚園の家族参観の日、自由に絵を描いていい時間
で、突然、電車の絵を描いたのです。

それまでぐるぐると線を描いていたのが、突然です。
息子の中で積み重ねてきたものが、形を成し始めた瞬間でした。

家庭では、息子のリクエストに応えてちょこちょこ絵を描いていました。
更に、我が家の床は白い板張りなのですが、水で消えるクレヨンでどんどん絵を描かせました。

直線が描けるようになったら、大好きな電車の線路をどんどん描かせて、これまた大好きなプラレールのトーマスや、ローカル特急を走らせたりしました。私も童心に帰って一緒になって沢山描いてました!!

私が子供の頃は、まだまだ道路にチョークや軽石で落書きしても、叱られない時代でした が、今はそれも難しくなりましたね。

そこで、たまたま床にぐるぐるの落書きしたのをきっかけに、思い切って、床に落書きさせてみたのでした!!

思い切り大きなモーションで、床にしゃがんだり片手で体を支えながら、イメージを絵に描き出すというのが、中々いい訓練かな〜と思っていました。

また、個人クリニックの療育ではふうせんバドミントンをキャッチボールのかわりによく行っていました。
物体の空間での位置や認識を鍛えるのにばっちりですね。ふうせんなので、ゆっくりした動 きでハードルがだいぶさがります。自宅でもキャッチボールよりは危険や破壊(笑)も少な いので、オススメです!!
ふうせんもバドミントンラケットも、100均で買えますし!!

また、福祉支援センターでは、アスレチックの様なダイナミックな運動をしています。ハシゴ状の不安定なロープをよじ登ったり、ターザンごっこみたいにぶら下がって目標地点に着地するといった、結構ハードな内容を頑張っていたんですね。これも、体幹と空間認識能力を鍛えるものです。

これらを続けていた、4歳半くらいから描く絵が変わって来ました。

ぐるぐるから、
ぐるぐる

丸が描ける様になりねこちゃんの顔
ねこ

一時期ハマっていたキャラクターのウサビッチ
ウサビッチ


この辺から、どんどん立体的になってきます!!
そして、最近はリクエストしたら、私を描いてくれました♪
母ちゃん


手足が線ではなく、立体的になってきています!ボタンに赤いほっぺをつけてくれました。
親バカですが、萌えます(笑)

幼稚園も年中さんの2月期に入ると、お友達とも関わりが随分と増えた様でした。コミュニ ケーションや言葉の苦手さから、時折揉めて帰って来るのですが、それもいい勉強だと思っ ています。

無理をさせると、精神的な負担になってしまうので担任の先生や幼稚園側と、よくよく相談したり話合いながら通っています。

友達関係から行きたくない病にかかる事もありますが、重大な内容ではない限り社会に出る練習と思って、親も心配だったり、辛い気持ちになったりしましたが、見守る姿勢で励ましながら、行かせる期間もありました。

そうしているうちに、仲の良い友達が一人できてそれで楽しそうにしている姿を見ると、何か明るい光が見える様でホッとします。

空間認識能力を鍛える事で、少しづつですが、イメージ力や相手の状況を想像する事、とっさの判断力など、一歩づつ前進してきたように思います。

5歳になったある日のこと。 個人クリニックの療育で、診断が降りたときから息子を見て下さっているカウンセラーの先 生がいらっしゃるのですが、いつも通りの療育後のカウンセリングの時間ときでした。

3歳の頃、カルテにぐるぐるの落書きをさせてもらった事を思い出した息子が、また何か書かせてと先生にせがみました。

先生は快く応じて下さり、何を描くのか見ていると…字を覚えた息子はこう書きました。 「せんせい いつもおはなししてくれて ありがとう」 親として、何よりのご褒美の瞬間でした。

興味に幅を。マインクラフトやってみようかな。

4歳前からは、電車から恐竜へ興味が幅が広がったのはいいのですが、むしろ、恐竜にシフ トし過ぎて携帯のゲームや動画で恐竜三昧の日々…

図鑑やDVDをかなり記憶しており、名前や種類や特徴なんかを随分把握しているのです が、それに没頭し過ぎて過集中になり周りが見えなくなる事も多々あります。
時計がわかるようになってきたので、時間を区切ってやっていますが、暇さえあれば手を出すのでちょっと困っています。

ゲームは与えた親が悪いので、徹底的に取り上げるのも本人からすると、混乱してしまうという困った状況です。

そこで、今、発達障がい児の空間認識能力を鍛えるのにもってこいのゲーム、「マインクラフト」をさせてみようかと思っています。
どうせやるなら、と。

これは、レゴのようなブロックで自由に色々なもの、冒険やクリアに必要なものを、自分で判断したり考えて作り上げていくゲームで、発達障がい児にオススメの内容みたいです。

大好きな恐竜が作れたら、大喜びかもしれません!
確かに実際のレゴはあまり得意でない息子。

駐車場などの割と平面的なものは率先して作って楽しんでいるんですが、奥行きや立体感のある物体はまだ作る様子が見られません。
ゼロから立体的なイメージを膨らませて、絵ではなく実際の物体を作り上げるのは至難の業なのです。

ただ、視覚優位なので大好きなゲームの中なら本来苦手なブロックでも、なんとかできちゃうのでは?と、淡い期待をしております!
今まで、息子の様子を見ながら進めてきた色々なトレーニングですが、ゲームだからとかこだわらず、視覚優位な息子には手段を選ばずピッタリなものをどんどん取り入れて行こうと思っています!

学習面においても現在ベネッセのしまじろうにお世話になっているのですが、小学校に上がるタイミングでタブレット学習に切り替えようと思っています。
視覚優位の特性にはぴったりな学習法ですよね。

大事なのは、今ではなく10年後20年後を考えて。 幼い頃ほど、大変な発達障がい児。

親御さんの不安や将来の心配は計り知れません。私も息子のほかの子供とは明らかに違う様子に戸惑い、悩んで、悲観したり、実際に診断が降りた時はこれから一体どうしたら良いのかと、途方にくれる毎日でした。

ただ、結局私が親としてできる事を考えた時、息子に合った生き方や社会の一員として自立できる方法を、一緒に探して地道に進んで行くしかないという答えにたどり着きました。

それだけを頭において頑張って迎えた3年目。息子はものすごく成長しました。

当初はここまで伸びるとは到底思えず、落ち込んでばかりだったのが嘘のようです。 コミュニケーションや言語面、テンションが上がると奇行が押さえられない部分など困った 部分はありますが、そんな事が気にならないくらい、息子の10年先20年先の人生が楽しく 輝いているものであるよう、辛くても這い上がれる心を育てる事を考えて行くのが、今の最 大の課題です。

でも、何より、発達障害をお持ちのお子様に多いように、やっぱり楽しくなきゃノッて来ない息子なので本人が無理強いされていると感じないようにうまく誘導しながらのトレーニングか肝心だと思っています。

合言葉は、楽しんで!!

心配は尽きないですが我が子が楽しく生きていけるよう、この際私たちも楽しみながら頑張ろうと思っています。

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