トレンドマイクロ「DeepSecurityManager」DBスキーマアップグレードができないときの対応方法

トレンドマイクロ「DeepSecurityManager」9.6ビルド(9.6.3400)未満からアップデートする場合、DBスキーマアップグレードが必要となります。

DBスキーマアップグレードについてまとめたのでメモしておきます。

ちなみにDBはWindowsMySQLとなります。

DeepSecurityManager(9.6)からのアップデートは「DBスキーマアップグレード」が必要

DSM(DeepSecurityManager)9.6(9.6.3400)未満でのアップデートではDBスキーマアップグレードが必要となります。
まずは、DBスキーマアップグレードを実施し、DS9.6SP1P1以上にアップグレードした後、DS10.0以上にアップグレードする必要があります。

通常に9.6.3400未満でDBスキーマアップグレードを未実施だと、DSMアップデートができません。

なので、DBスキーマアップグレードひ必要なツールを動かすこと、そしてそのツールを動かすうえで必要なWndowsパッケージのインストールが必要となります。

DBスキーマアップグレードに必要なツール「TrendDBMigrator」

DSMでDBスキーマアップグレードに必要なツールは「TrendDBMigrator」でこちらのダウンロードは以下のURLを参考にしてください。

https://success.trendmicro.com/jp/solution/1113362

ただし、ややこしいところはこのツールを動かすためにはWindowsサーバーで、必要なパッケージをインストールしていないと動きません。

必要なツールは以下から確認してください。

「Microsoft .NET Framework 3.5」のインストールが必要

まず、大前提として、「Microsoft .NET Framework 3.5」のインストールが必要となります。
Windowsサーバーはデフォルトでこのツールがインストールされていないので実施します。

グローバル環境への接続ができない場合は別途以下のサイトからツールをダウンロードし、サーバーにインストールします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=21

そのほかに必要なWindowsツール

上記で「Microsoft .NET Framework 3.5」をインストール後、DBスキーマアップグレードツールが起動しない場合があります。

その事象が発生した場合は以下のパッケージをインストールしましょう。

  • msodbcsql
  • MsSqlCmdLnUtils
  • sqlncli

「sqlncli」は上記2つをインストールし、アップグレードツールが起動した場合は不要です。

DBスキーマアップグレードが動作しない場合

上記をインストールすれば、DBスキーマアップグレードツールが起動しますが、アップグレードを実施しても実行できない場合があります。

事象としては全く反応しないことがありました。
この場合、DBConnection欄に「Integrated Security」があるのでチェックをし再度実行すると正常にアップグレードができたことを確認しました。

トレンドマイクロDSMでDBスキーマアップグレードを実施する場合は参考にしてください。




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げんき☆ひろき
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