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漫画

昭和元禄落語心中が面白すぎる!落語初心者の方にもオススメ!!

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原作者はなんとボーイズラブ作家。

原作者は、雲田はるこさん。
実は、ボーイズラブ作家ということで、びっくりしました!

そんな彼女の作品、昭和元禄落語心中が2010年から創刊された「ITAN」(講談社)にて掲載中。

第17回2013年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を、
第38回(2014年度)講談社漫画賞一般部門でそれぞれ受賞しているすごい作品なんです!

もともと、落語好きで、監修などは付けず作者自らが、積み重ねた知識と深い洞察で作り上げたものと言うから驚きです。いわば落語愛の結晶みたいなものだと感じましたよ!

このご時世、擬人化した名刀や恋愛ゲームに登場する戦国武将、幕末の志士に萌える女性はいても、落語萌えは女性にはまだまだ珍しいかと!!

自身の情報と知識量で描いているところを見ると、相当好きなんだな!!というのが伝わって来ます。

しかも、こんなマニアックな題材にドラマチックな人間模様を、鮮やかに、しかも時代背景と実際の噺(ネタ)としっかり絡ませて来るあたりが、土台の確かさとストーリー構成の技術の高さを感じます。

昭和元禄落語心中の入り口は漫画だけじゃなく、アニメ版でもアリ!!

我が家は現在、Amazonのプライム会員なので、テレビアニメ版で視聴しているのですが、2016年1月よりMBSほか『アニメイズム』枠にて放送されているものが、放送翌日くらいにすぐに視聴できます!!ありがたい!!

しかも、実は私もまぁまぁ落語好きでして枕や導入で、10本くらいはどの根多(ネタ)かわかるんですが、キャストの方々の噺がうまくてびっくりしました!まさに、高座の雰囲気まんまです!
そこも、是非注目してほしいところですね。キャストについては、後半で改めて触れましょう。

第1話の「与太郎放浪篇」は1時間スペシャルで、第2話以降は「八雲と助六編」として、通常の30分枠で放送されてます!

その第一話の「与太郎放浪篇」アニメ版はそもそも、2015年3月発売の単行本第7巻と同年8月発売の第8巻にOVA収録のDVDが付く特装版が発売され、その全2巻「与太郎放浪篇」の内容になってます。

テレビ版ではそれが再編集され、一時間スペシャル版として放送!!
テレビ版しか見てないから、ちょっと両方観てみたいですねぇ〜。

ところどころ、ボーイズラブ感がやっぱりありますが、それでも同門の兄弟弟子であり、しかも天涯孤独の助六と、芸者の家に産まれてしまった男の子な上に、足の悪さが重なって嫌々噺家の養子になった菊比古の二人は、幼少期からずっと一緒に苦楽を共にするため、切っても切れない仲になるのは、そんなに不自然な感じはしません。お風呂シーンとボディタッチ多めなのは目をつぶりましょう。

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登場人物とあらすじ(テレビアニメ版)

与太郎放浪篇

舞台は昭和50年代頃。落語が絶頂期を過ぎ、テレビや漫才ブームに圧されていた時代。

刑務所帰りの元チンピラ・強次は、1年前に慰問で訪れた八代目有楽亭八雲演じる落語『死神』を聞いて感動し、出所後そのまま八雲が出演している寄席に押しかけて弟子入りを申し出る。

それまで「弟子は取らない」と言ってきた八雲だが、彼なりの考えで強次は付き人として行動を共にすることを許され、与太郎の名を与えられる。

八雲の家に住み込むことになった与太郎は、八雲の養女・小夏と出会い、彼女の実父で早逝したかつての天才落語家・二代目有楽亭助六の芸風を気に入り、自らの芸に取り入れ精進するが、同時に助六の死と八雲、小夏にまつわる因縁の一端を徐々に知ることとなる。

ある日与太郎は八雲の独演会で舞台の袖で居眠りしてしまい、激怒した八雲に破門されてしまう。

雪の積もる夜、小夏立ち合いの下で必死に復帰を願い出る与太郎に対し、八雲は「破門しない代わりに三つの約束を守ること」を彼に命じ、自身と助六についての長い昔語りを始めた。

八雲と助六篇

舞台は遡り、太平洋戦争前から昭和30年代頃の「落語黄金期」まで。
望まぬ落語界への入門を強いられ、また落語が上達しないことに日々苦悩し続けていた若き日の八雲・菊比古と、天才肌で華のある落語家としてめきめきと人気・実力をつけてゆく初太郎改め二代目 有楽亭助六。

繊細で陰のある菊比古に対し、粗暴で明朗快活な助六という対照的な性格ながら、同い年で同じ日に師匠・七代目有楽亭八雲門下に入り、共に黄金期の落語界を若手ホープとして支えた2人の青春模様と因縁、みよ吉の登場と小夏の誕生。

一度は袂を分かったものの、再会した菊比古と助六、そして幼少期の小夏とやさぐれ母ちゃんのみよ吉、それぞれの関係がほぐれたり、もつれたりしていく最中でございます!(2016年3月23日現在)
(wikipedia参照)

次回放送が、楽しみにな山場に差し掛かって参りました!!小夏の出自は最初から予想ができるんですが、そこまでの経緯が一番気になるとこだったので、その核心に迫りそうな来週の放送が待ち遠しいです!
個人的には、みよ吉って男に狂い狂わされる可哀想な女だな…と。
イラっとしますが、彼女が居ないとこのお話の核が出来ないんですよねぇ…。そういうとこもイラっとします(笑)
 

豪華キャスト陣に音楽もシビレる!!

本作は、現在『アニメイズム』枠で放送中!!
アニメイズム枠とは、MBS他TBS系列で金曜日の深夜に放送されるテレビアニメの放送枠のことを指します。

2006年10月に、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』が放送されたのが『アニメイズム』枠のスタートで、過去には『シドニアの騎士』『蒼穹のファフナー EXODUS』といった注目度の高いアニメ作品が放送されています。

この枠に、通常とはひと味違うテイストの落語アニメが入ってくるということは、かなり内容も期待できますね!

では、キャスト紹介と公式ページいってみましょう♪

公式ページ
https://rakugo-shinju-anime.jp/

キャスト

  • 与太郎:関 智一
  • 有楽亭八雲/菊比古:石田 彰
  • 助六:山寺宏一
  • 小夏:小林ゆう
  • みよ吉:林原めぐみ
  • 七代目有楽亭八雲:家中 宏
  • 松田:牛山 茂
  • アマケン:山口勝平
  • ヤクザ兄貴:加瀬康之
  • アニさん:須藤 翔
  • 萬歳:茶風林
  • 萬月:遊佐浩二
  • 猫助師匠:林家しん平 ほか

はい、すごいですね〜。

視聴しての、一番の感想は実際に作中で与太郎、菊比古、助六が落語の根多を披露するシーンがふんだんに出てくるのですが、皆さんまぁお上手な事!!

個人的に特にシビレたのは、助六の山ちゃんこと山寺宏一さん!!
天才肌の助六に、まさにピッタリそのままの天才声優ぶりが、物語の中にぐいぐい引っ張って行ってくれます!!
名優さんですね。脱帽しました。

石田さんの八雲も、しっとりとした本格的な落語で魅せてます。

そして、山寺宏一さんの後継者だと私が勝手に思っている、与太郎役の関智一さん。こちらも、かーなーりお上手で噺家さんもビックリされるんではないかと思います!

ちょっと話が逸れますが、キャラクターには、モデルがいるとかいないとか…

山寺宏一さんの助六を聴いていて、真っ先に感じたのは、なんだか誰かに似ているなぁ〜という、聞き覚えのある感じ。

ネット上でも、それぞれのキャラクターのモデルは誰だ!?と盛んに意見を戦わせている方々がいるようです。
そうでしょうそうでしょう。

私も気になる!!

推測の域を出ませんが、一説には、
菊比古/八代目有楽亭八雲は、昭和の大名人、六代目三遊亭円生という説があがっているそう。

正統派の落語の名手で、端正な顔立ちや細身の体という見た目だったところなどは、確かに菊比古を彷彿とさせますね。

得意な根多(ネタ)も、遊女やおかみさんといった女性の登場が多いもので、その艶っぽさから”艶生”という呼び名もあったほど。
作中の菊比古さんのキャラクターにバッチリはまってますね〜。

そして肝心の助六。

破天荒、天衣無縫で型破りな噺家として知られる大名人、五代目古今亭志ん生という意見と、天才肌で自由なスタイルが立川談志の様だという意見があるようですね〜。

五代目志ん生は酔って高座で寝ちゃったり、女房の着物を全部質入れしてまで酒を飲んだり、借金取りから逃げるために何度も改名したりと破天荒さがまるで助六みたいです。
しかも、戦時中は菊比古さんモデルの円生さんと満州へ慰問団として行った事もあるらしく、そこで二人が長旅の間に親交があった辺りは、八雲と助六の関係と重なる部分ですね。

ただ、助六は幼少のころから鍛えられた天才気質なのに対し、志ん生は売れない時代が長く、何度も改名を繰り返してようやく売れっ子となったのは55歳を過ぎてからなんですね。

破天荒なエピソードばかりが取り上げられがちですが、実はめちゃめちゃ勉強家。いつでも落語の本を持ち歩き、常に努力して落語にひたむきに取り組む姿は、菊比古さんに、しっかりしろ!!といつも叱られている助六のキャラクターからは、少し離れるみたいです。

というわけで、こうなると志ん生よりも、立川談志説が有力になってくるわけですね。抜群のセンスと自由なスタイルの談志に、助六の落語スタイルは確かに近い様に見えます。

助六が、二つ目のときに師匠の先代八雲とケンカ別れしてしまうところなんかは、談志自身も師匠・柳家小さんとケンカ別れしてしまったエピソードがあり、モデルとして近いと言われている様です。

ただ、私から見るとどちらか一方と言う事ではなく、苦労した志ん生の悲哀みたいなものと、それに裏付けされた破天荒な言動や確実な技、また、談志の個性的な人間性とずば抜けた落語のセンス、両方がモデルでいいのでは?と思ってしまいます。

2つの側面を持ち合わせている、落語しかない不器用な男というのが、助六というキャラクターなんじゃないかなぁと。

そんな、不器用な天才を声優の天才、山寺宏一さんが演じるのだから、江戸弁のセリフひとつひとつが胸にびんびん響くんですよね。

そして、主人公の与太郎。
アニメ版では今のところ、第一話のみの登場となっているんですが、これまた、しょっぱなから私は誰かに似てるなぁ〜と感じていました!!

与太郎の本名は「強次」らしいんですが、この強次という名前は、志ん生の息子で、若くして亡くなった天才、古今亭志ん朝の本名、強次と同じなんです〜!!志ん朝さん大好きなんで嬉しい…(笑)声がたまらないんですよね〜。

志ん朝さんといえば、ナレーションの仕事も多かった方。
『平成狸合戦ぽんぽこ』でも語りは志ん朝さんでした!!これを見れば、志ん朝さんの声がいつでも聞けますよ。

ただ、モデルかどうかは微妙なところ。なにせ与太郎は落語ど素人な上に、
刑務所入ってたくらいのワルだったのに対し、落語家の家に生まれ育った志ん朝は、言わば将来を約束された立場。
それこそ、幼い頃から本物の落語を聴いて育っているわけで、与太郎とは真逆なんですよね。
しかししかし!!
天才落語家の子供として産まれ、幼い頃から本物の落語に触れていた、同じ境遇のキャラクターが一人。それは…

菊比古/八代目八雲の養女で、助六の実の娘、

そう……小夏!!

実は、与太郎は原作ではのちに小夏と結婚するんです!!
しかも、小夏は与太郎の姉弟子的な立場であり、八雲とならんで与太郎に落語を教える人物でもあります!!

うん、じゃあ与太郎が強次でいいじゃないかと!!なんだか、妙な説得力があります(笑)

オープニング曲は椎名林檎が手がけている!本気度伝わります。

オープニング曲の「薄ら氷心中」はなんと、椎名林檎が作詞作曲を手がけ、さらにヴォーカリストは、みよ吉役で抜群の存在感を放つこれまた、名優、林原めぐみという、強力タッグ。
深夜帯のアニメ番組に、一肌脱いだ椎名林檎もすごい!!
こちらは、CDも2月3日に発売されております。

また、キャストの声優さんによる録りおろし落語が入った、サントラなども続々リリースされているので、気になる方は是非チェックを!!

エンディング曲の、「かは、たれどき」なんて、めちゃくちゃノスタルジックで素敵な曲ですよ。

さらに、アニメーション制作を担当するのは「ひぐらしのなく頃に」「薄桜鬼」などのスタジオディーン。

監督は畠山守、シリーズ構成は熊谷純、キャラクターデザインは細居美恵子が務め、落語監修にはキャストとしても登場する落語家・林家しん平が名を連ねています!!

とにかく、キャストから挿入される楽曲など、すみからすみまで強いこだわりを感じる超豪華な、昭和元禄落語心中を、是非お見逃しなく!!

見逃しちゃった人は、AmazonプライムのfireTVで全話見られるので、めちゃくちゃおトク!!
放送圏外にいらっしゃる方にも助かるシステムですよね〜。

3月23日現在、先週の第11話では助六と、菊比古が、小夏のために「野ざらし」を二人で披露する、鳥肌モノのシーンがありますよ〜!!
これは、ぜひ観てほしいです!!

昭和元禄落語心中の世界が、実際の寄席で見られる!!

ここまでで、落語に興味を持たれた方は、4月に池袋演芸場で物語に実際登場した根多(ネタ)を聴くことができますよ!!
登場する噺家さんと、根多の詳細はこちら!!

https://rakugo-shinju-anime.jp/news/

本物の落語会にまで広がりと、盛り上がりを見せているなんて、凄い事ですよね〜!!なにせ、伝統芸能を動かしたんですから。

「昭和元禄落語心中」、興味を持たれた方は是非一度チェックしてみてください!!

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