【お名前.com VPS】バックアップ(スナップショット)機能まとめ

VPSを利用する際にサーバーに障害が起きてしまうと、大事なデータがなくなったり、正常な動作ができなくなる場合があります。

VPSサービスでは「バックアップ」機能を利用し、上記のようにデータが紛失した際も、復元することが可能になります。
今回は「お名前.com VPS」のバックアップ機能についてまとめました。

「お名前.com VPS」バックアップ機能まとめ

「お名前.com VPS」においてバックアップ機能は標準でサポートされています。

バックアップは「スナップショット」という項目で利用することができます。
ただし、このスナップショットはVPSを停止しないと実行できません。

対象のVPSをオフラインで停止し、実行するようにします。

「お名前.com VPS」のバックアップ機能詳細

「お名前.com VPS」では、VPSの標準機能として「バックアップ」を提供しています。

このバックアップ機能は、サーバのその時点のイメージを作成し保存します。
スナップショット取得後は、復元の際いつでもその時点のデータの状態に戻ることができます。

ダッシュボードからワンクリックでスナップショットが取得でき、いつでも取得したスナップショットにロールバックできます。
メンテナンスの際などに直前の状態を保存しておき、万が一の場合にロールバックするなどいろいろな活用方法があります。

ただし、このスナップショットは一般的にサーバーのディスクに障害が発生しサーバーが壊れると復元はできませんが、「お名前.com VPS」はディスクの冗長構成としてRAID構成で構築しているため、ディスクが故障したとしても、まずVPS上のサーバーが壊れたりすることはまずありません。

バックアップは完全に別のディスクにイメージを保存する形になるので、VPSが物理的に故障し、サーバーに障害が起きたとしても、復旧が可能となります。
スナップショットとバックアップは少し仕様が異なるので注意しましょう。

スナップショットの取得数

「お名前.com VPS」のスナップショットの取得数は最大「10個」まで取得が可能となっています。
なので、最大10世代前までのVPSを復元することができます。

2021年9月22日以降の「お名前.com VPS」ではコンバート機能は利用できない

これまで「お名前.com VPS」ではスナップショットを取得する際、「コンバート機能」が利用できました。

「コンバート」とは簡単に言うと、
各プランのディスクサイズの半分を超えると、スナップショットを実行できないため、VM上のディスクサイズを圧縮して使用ディスクサイズを縮小する機能となります。

詳細については、以下を参照してください。

「お名前.com VPS」の耐障害性(RAID構成)

「お名前.com VPS」では耐障害性として、HDD障害にも対応できるようにRAID構成のサーバーを使用しています。
ただし、あくまでHDDの耐障害性と言うことであり、各利用者のデータを保証するものではありません。

サーバー上のデータに関しては自身で定期的にバックアップを取得するようにしましょう。

「お名前.com VPS」バックアップの料金

「お名前.com VPS」では、スナップショット(バックアップ)は標準で利用できます。
特に有料オプションとしてではなく「無料」で利用できます。

バックアップとして追加料金も無いのは便利ですが、スナップショットを使う場合、サーバーのシャットダウン、または電源OFFが必須となります。

Webサービスなどでサイトを公開している方でサービスを落としたく無い方にとっては少し残念なところはあります。
公開系のサーバーとして運用したい方は注意しておきましょう。

まとめ

「お名前.com VPS」では標準でスナップショット(バックアップ)を取得することができます。
取得数は最大「10個」までとなり、スナップショット実施時には、サーバーのシャットダウンが必要となります。

Webサイトなどを公開するために利用する際は、スナップショットの機能を十分考慮した上で利用しましょう。

学習や検証、開発環境として利用する方は、無料でバックアップが取得でき、追加料金も無いので、お得にVPSが利用できます。
大事なデータを損失したく無い方はぜひ「スナップショット」機能を利用しましょう。

「お名前.com VPS」の詳細をもっと知りたい方は以下のページを参考にしてください。

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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!