WindowsサーバーSMB構築手順

Windowsサーバーで共有ファイルサーバーを作成する手順をメモしておきます。
LinuxでのSMBサーバーは構築したことがあるのですが、Windowsサーバはわからないことが多いです。

ちなみにLinuxで共有ファイルサーバーを構築した際の手順は以下の記事からどうぞ。

Windowsサーバーで共有ファイル「SMB」を作成する手順_事前準備

それではWindowsサーバーでの「SMB」作成手順です。
まずは、以下の新規フォルダを事前に作成します。

D:logstest

SMB作成手順

  1. サーバーマネージャーを起動し「ファイルサービスと記憶域」をクリックします。
  2. 「共有」をクリックし、「タスク」-「新しい共有」を選択します。
  3. プロファイルの選択にて「SMB 共有 – 簡易」を選択して進めます。
  4. 共有の場所から共有を設定するボリューム、またはフォルダを選択します。
    「カスタムパスを選択してください」にチェックを入れ、共有に設定したいフォルダのパスを入力します。
     

     D:logstest
     
  5. 共有名にて共有名等、変更したい箇所は変更して次へ進みます。
     ここではデフォルトのままで結構です。
  6. 他の設定にて必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
     ここではデフォルトのまま次へ進みます。
  7. アクセス許可の設定です。
     「アクセス許可をカスタマイズする」をクリックすると「radiusのセキュリティ詳細設定」画面
     が表示されるので、共有タブをクリックし、Everyoneをクリック⇒「編集」ボタンを押します。
     「フルコントロール」のチェックボックスをチェックし「適用」→「OK」します。
     もとの画面に戻ると「次へ」をクリックします。
  8. 内容を確認し、よければ「作成」をクリックします。
  9. 完了したら「閉じる」をクリックして終了します。
  10. 作成した共有は一覧にリストされます。以上で共有フォルダの設定は終了です。

SMBの動作確認

クライアントからフォルダを開き、以下にアクセスします。

\サーバのIPアドレスtest

WindowsサーバのID、passを聞かれるので記入し「OK」を押します。
SMBで設定したフォルダが確認できればOKです。

※アクセスができない場合はファイアウォールの無効化をしておきましょう。

ファイアウォール無効化

SMBがうまくいかない時はとりあえず、ファイアウォールを無効化し動作確認しておきましょう。

  1. サーバーマネージャー⇒ローカルサーバーを選択
  2. Windowsファイアウォールの設定をクリック
  3. Windowsファイアウォールの設定画面が表示されるので、「Windowsファイアウォールの有効化または無効化」をクリック
  4. すべての項目で「無効化」にチェックをし「OK」で完了です。

コマンドプロンプトからの設定

ちなみにファイアウォールは以下のコマンドでも無効化が可能です。

Get-NetFirewallProfile | Set-NetFirewallProfile -Enabled false

Linux系に比べるとGUI上で設定ができるので結構簡単に作成できちゃいます。
一度使えれば結構、役に立ちますよ。

それでは!




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!