CentOSでUSBブートイメージを簡単作成する手順

USBへのブートイメージをインストールすることで、持ち運びも便利、いろんな面で楽になります。

USBブートでCentOSをインストールする為のUSBブートイメージの作成手順を紹介します。

というか、忘れないうちにUSBメディア作成手順をメモることに。

インストールメディアのダウンロード先

国内のミラーサイトよりインストールイメージを入手する。

IIJ
https://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/

理研
http://ftp.riken.jp/

KDDI
ftp://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/CentOS

インストールに必要なイメージファイルは、「CentOS-6.4-x86_64-bin-DVD1.iso」
※2013年4月時点で最新のはず。

USBメディアの作成する手順

      • a. 8GB以上のUSBメモリーを用意する
      • b. Linuxマシンを用意する
      • c. Linuxマシン上にダウンロードしたイメージファイルを用意する
      • d. 起動用プログラムをDVDイメージから抽出(isolinux, images)
        d.の作業
        gnomeの画面よりイメージファイルをダブルクリックしてマウントする。
        isolinuxとimagesのフォルダーをローカルにコピーする。マウント時にデスクトップに現れたアイコンを[右クリック] アンマウントを選択してアンマウントする。
      • e. USBメモリを起動用FAT32とイメージ格納用にLinuxのext3でパーティション作成
        e.の作業
        FAT32のサイズは、ext3のサイズを決定しないと決める事が出来ない。
        その為、全体をext3領域として確保し、ファイルシステムを作成する。
        ドライブのマウントは、コンピュータアイコンの中のドライブを使用する。アンマウントは、d.と同様の作業となる。
        ext3のパーティションにダウンロードしたイメージをコピーしてみる。
        パーティションの空き容量を確認し、無駄が無いサイズを割り出す。一旦パーティションを削除し、先にFAT32パーティションを作成する。
        次に、ext3パーティションを作成する。
        FAT32パーティションは、c FAT32(LBA)として作成し、boot可とする。次のコマンドにてフォーマットと共にボリュームラベルを付ける。例:

        mkfs.vfat -vcF 32 -n CentOS-6.4 /dev/sdb1
        

        ext3に対するラベル付けはフォーマット時に行う。

        例:

        mkfs.ext3 -L CentOS-6.4-bin /dev/sdb2
        
      • f. FAT32側にフォルダを作成し起動用プログラム類を格納するf.の作業
        「CentOS-6.4-x86_64-bin-USB」等、後でわかるフォルダー名にする。
        このフォルダーには、「isolinux」中のファイル全てをコピーする。
        また、「images」フォルダー中の「install.img」をコピーする。
      • g. 起動用設定ファイルを修正するg.の作業
        作成したフォルダー中の「isolinux.cfg」を「syslinux.cfg」に変更する。
        USBメモリーのUUIDを調査するため、blkidコマンドを実行する。
        syslinux.cfgのappend行に次の4項目を1行で追加する

        stage2=hd:UUID=FAT32のUUID:フォルダー名/install.img
        method=hd:UUID=ext3のUUID:/
        lang=ja
        keymap=jp106
        
      • h. ブート可能にする(SYSLINUX)h.の作業
        「syslinux」コマンドを用いて起動可能にする。
        その際、syslinux.cfgが入っているディレクトリを指定する。
        例:

        syslinux -id CentOS-6.4-x86_64-bin-USB /dev/sdb1 (Linuxの場合)
        syslinux -amd CentOS-6.4-x86_64-bin-USB E: (Windowsの場合)
        

        また、定期的にファイルシステムチェックを行わないようにする。

        例:

        tune2fs -c 0 -i 0 /dev/sdb2
        
      • i. ext3側にダウンロードしたDVDイメージファイルを格納※注意すべき項目
        Windowsは、USBメモリーをマウントする際、最初のパーティションしか使わない。
        その為、FAT32パーティションは、先に確保する。
        ext3パーティションは、後で使用しないので、大きく取らない。以上でーす。

以上です。




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!