PhotonOSでどんなに設定をしても反映されない事象の原因と解決方法をメモしておきます。
「PhotonOS」はクラウドネイティブアプリケーション、クラウドプラットフォームなどに利用されているOSで、仮想基盤で言うと「VMware」インフラストラクチャ向けに最適化されたオープンソースのLinuxコンテナホストです。
このPhotonOS上で設定変更をする際、設定の反映がされない事象が発生しました。
原因は「設定の反映」コマンドが抜けていたから
「PhotonOS」では通常のLinuxOSと違い、ファイル変更の後、サービス再起動では設定は反映されず、設定前の状態に戻ってしまいます。
PhotonOSでは、設定変更の際、設定の反映をさせるには別途コマンドが必要となります。
PhotonOSの設定の反映は「saveconfig」コマンドが必要
PhotonOS上でコンフィグ等の設定を反映させるには「saveconfig」コマンドを実行しないといけません。
以下はPhotonOS上でコンフィグの設定を変更し、反映させるまでの例となります。
IPアドレス変更
以下は、eht0のファイルの設定を変更した際の例となります。
「eth0.network」でアドレスの変更を実施します。
$ cd /etc/systemd/netword $ vi eth0.network
ファイルを閉じ、変更したコンフィグを保存します。
$ saveconfig
ホスト名変更
その他にも以下のようにホスト名の変更をする際も「saveconfig」コマンドを実行します。
$ hostnamectl set-hostname TEST-SV-000 $ saveconfig
設定の反映
最後にシステムでの設定の反映をするために以下のコマンドを実行し、再起動を実行します。
※ネットワークサービスの設定を反映した例
systemctl restart systemd-networkd
PhotonOSでの設定変更の際は必ず上記のように設定を反映するコマンドが必要となるので注意しましょう。
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