PostgreSQLは、オープンソース系のリレーショナルデータベース(Relational Database : RDB)です。
このデータベースは仮想環境構築でも使われており、業務仕様にも耐えれるデータベースとして実績が豊富です。
業務実績としては「MySQL」も有名ですが、今回は「PostgreSQL」を「MacOS」へインストールをまとめました。
また、PostgreSQLはBSDライセンスに準拠しており、著作権とライセンスを明記しておけば、再利用及び再配布は自由となっています。
MacOSへ「PostgreSQL」のインストールと起動
MacOSでPostgreSQLをインストールする際は、インストーラーよりも手順が簡単な「Homebrew」を使用してPostgreSQLをインストールします。
まずは事前に「Homebrew」のインストールを実施しましょう。
Homebrewのインストール
「Homebrew」は以下のサイトへアクセスし、表記されている実施コマンドをそのまま「ターミナル」で実行します。
Macのターミナルを起動し、以下のコマンドを実行しましょう。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL ;
うまくインストールができれば、「PostgreSQL」のインストールを実行します。
PostgreSQLインストール
MacOSで「ターミナル」を起動し、「Homebrew」の以下のコマンドを実行し、インストールを実行します。
~ $ brew install postgresql
バージョン指定でインストールをする場合以下のコマンドを実行します。
(以下はバージョン10系を指定)
~ $ brew install postgresql@10
正常にインストールされたことを確認するには以下のコマンドを実行します。
PostgreSQLのバージョンが表示されたことが確認できれば成功です。
~ $ psql --version psql (PostgreSQL) 12.2 ~ $
「command not found」エラーが発生した場合の対処法
上記のコマンドでエラーが発生した場合は、PostgreSQLファイルへのパスが通っていないためエラーが発生します。
以下の手順でPostgreSQLのパスを通してあげます。
- 以下コマンドで、「.bash_profile」ファイルがホームディレクトリに存在していることを確認します。
- 存在しない場合は以下のコマンドでファイルを作成します。
- 次に、作成したファイルを編集するため以下のコマンドを実行します。
- 「i」キーで編集モードにし、以下を記述します。
バージョン指定の場合は「postgresql」の箇所が「postgresql@12」となります。以下はバージョン12.2をインストールした場合の記述となります。
入力が完了した後は、「esc」キーを押して、「:wq」でファイルを保存して抜けます。 - 最後に以下のコマンドを入力し、パスの有効化します。
~ $ ls -la ~ | grep profile -rw-r--r-- 1 kobayashiseigo staff 188 1 20 01:32 .bash_profile
~ $ touch ~/.bash_profile
~ $ vi ~/.bash_profile
export PATH=$PATH:/usr/local/Cellar/postgresql@12/12.2/bin/
~ $ source ~/.bash_profile
データベースの作成
パスがうまく通れば、次にPostgreSQLを起動します。
- 「@」をつけてバージョン指定でインストールした場合は「postgresql@10」と入力します。
- データベース「private_diary」の作成をするために「createdb」コマンドを実行します。
- 「psql -l」コマンドでデータベース一覧を確認します。
上記で作成したデータベース「private_diary」が存在していると作成成功です。
~ $ brew services start postgresql ==> Tapping homebrew/services Cloning into '/usr/local/Homebrew/Library/Taps/homebrew/homebrew-services'... remote: Enumerating objects: 691, done. remote: Total 691 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 691 Receiving objects: 100% (691/691), 186.95 KiB | 492.00 KiB/s, done. Resolving deltas: 100% (273/273), done. Tapped 1 command (39 files, 260.5KB). ==> Successfully started `postgresql` (label: homebrew.mxcl.postgresql)
~ $ createdb private_diary
~ $ psql -l List of databases Name | Owner | Encoding | Collate | Ctype | Access privileges ---------------+----------------+----------+---------+-------+----------------------------------- postgres | User | UTF8 | C | C | private_diary | User | UTF8 | C | C | template0 | User | UTF8 | C | C | =c/User + | | | | | User=CTc/User template1 | User | UTF8 | C | C | =c/User + | | | | | User=CTc/User (4 rows) ~ $
ドライバのインストール
今回インストールしたPostgreSQLはDjangoでも使用するので、Pythonから接続する際に最もよく利用されている「psycopg2」をインストールしておきます。
python環境下で以下のコマンドを実行します。
~ $ pip install psycopg2-binary Collecting psycopg2-binary Downloading psycopg2_binary-2.8.4-cp38-cp38-macosx_10_9_x86_64.macosx_10_9_intel.macosx_10_10_intel.macosx_10_10_x86_64.whl (1.5 MB) |████████████████████████████████| 1.5 MB 1.6 MB/s Installing collected packages: psycopg2-binary Successfully installed psycopg2-binary-2.8.4 ~ $
データベースの停止
PostgreSQLを停止するには以下のコマンドを実行します。
こちらも、「@」マークをつけてバージョン指定でインストールした場合は「postgresql」を「postgresql@12」というコマンドで指定しましょう。
~ $ brew services stop postgresql Stopping `postgresql`... (might take a while) ==> Successfully stopped `postgresql` (label: homebrew.mxcl.postgresql) ~ $
MacOSに「PostgreSQL」をインストールする手順は以上となります。
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