CentOSで役に立つリソースやプロセスのPIDを確認する際に利用するコマンドをまとめました。
CPUやメモリ、SWAPなどを確認するコマンドは重要なので覚えておいたほうがいいですね。
ということで以下でまとめていきます。
リソースとは
そもそもリソースとは、コンピュータのソフトウェアやハードウェアを動作させるのに必要なCPUやメモリ、ハードディスクのことを指します。
CPUはそのコンピュータの処理速度に関係し、メモリは容量、ハードディスクはデータを保存する容量のことを意味します。
サーバを運用する上で、これらのリソースを常に意識していくことも大切です。
それぞれのリソースを確認できるコマンドは重要なので覚えておきましょう。
CPU
CPUはコンピュータなどで中心的な処理装置として働く電子回路のことです。
CPUはプログラムによって様々な処理をします。例えば数値処理や情報処理、機器制御などを行います。
また、CPUは通常はハードウェアであるプロセッサによって実現されます。
システム全体としてのCPU使用率の表示するコマンド
$ top $ vmstat $ iostat $ mpstat [-P/-A] $ sar [-u/-A]
※mpstat/sarコマンドインストールパッケージ
$ yum install sysstat
プロセス毎のCPU使用率の表示
$ top $ ps [u/ax]
負荷平均値の表示
$ top $ uptime $ w
物理メモリ
コンピュータやサーバ、NW機器に搭載されているメインメモリ(容量)のことです。
ハードディスクなどの外部記憶装置の記憶領域をそのメインメモリの一部であるかのように扱うことができる仮想メモリの機能を持っています。
システム全体としての物理メモリの使用状況の表示
$ top $ free $ vmstat $ sar -r
プロセス毎の物理メモリ使用率の表示
$ top $ ps [u/ax]
スワップ領域
スワップ(swap)領域とはハードディスクなどを利用して使用可能なメモリ容量を増やすOS機能のことです。
ハードディスク上にスワップ領域と呼ばれる保存領域を用意して、メモリ容量が不足してきたときに現在使われていないプログラムを一時的にスワップファイルに書き出して消去し、占有していたメモリを解放します。
メモリからハードディスクに退避する動作を「swap−out」、ハードディスクからメモリに書き戻す動作を「swap−in」といいます。
スワップ領域の使用状況の表示
$ top $ free $ vmstat $ sar -r $ swapon -s
スワップイン・アウトの状況表示
$ vmstat
ディスクI/0
ディスクI/Oとはハードディスクなどの記憶媒体に対する入出力することで負荷がかかることを意味します。
$ iostat $ vmstat $ sar -b
ネットワークI/O
ネットワークI/Oとはネットワークに対する入出力することで負荷がかかることを意味します。
$ netstat [-i/-s] $ sar -n [DEV/EDEV]
プロセスPID
OSが現在実行されているプロセスを識別するための、プロセスごとに割り当てられる識別子です。
一つのプログラムで複数のプロセスを実行している場合には、それぞれのプロセスごとに値が割り当てられます。
$ pstree -p $ ps [uax] $ top $ lsof
以上です。
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