各社VPSサービスでは、サーバーにインストールできるOSテンプレートが提供されています。
VPSサービスを提供している各社では利用できるOSテンプレートがことなっており、豊富に用意されているところから、最低限の利用数の多いOSを用意しているところなど様々です。
また、各社のVPSの特徴によっては、自身で所有しているインストールファイル(IOS)を利用してインストールできるところもあります。
以下では「ABLENET VPS」のOSテンプレートについてまとめました。
「ABLENET VPS」で利用できるサーバーOSまとめ
2021年11月時点で利用できるOSは以下となります。
今後も新規のOSやバージョンが増えるので随時更新します。
また、「ABLENET VPS」では初期OSと、サーバーへのインストールが可能なOSという形で、メディアからブート可能なOSがあります。
初期OS
初期サーバー起動時のOSとなります。
OS(テンプレート) | バージョン情報 |
---|---|
CentOS | 8 (64bit)/6 (32bit・64bit) |
インストール可能なOS(メディアからブート可能)
サーバー起動後にメディアからブートできるOSとなります。
OS(テンプレート) | バージョン情報 |
---|---|
CentOS | 8/7.8/7.7/6(x86_64/i386) |
Ubuntu | 20.04 amd64/19.10 amd64/18.04LTS amd64/16.04LTS(amd64/i386)/14.04LTS(amd64/386) |
Debian | 10/9(64bit/32bit)/8.4.0(64bit/32bit)/7.8.0(64bit/32bit) |
Fedora | 32(x86_64)/31(86_64)/30(x86_64) |
FreeBSD | 12.1 amd64/11.3(amd64/i386)/10.4 amd64/10.4 i386/9.3(amd64/i386)/8.4(amd64/i386) |
NetBSD | 9.0 |
OpenBSD | 6.7 |
DragonFly BSD | 5.8.1 |
openSUSE | Leap 15.1 |
Archlinux | 2020.05.01-x86_64 |
OpenIndiana | Hipster 2020.04 Live DVD |
slackware | 14.2 64bit |
SystemRescueCd | 2.5.1 |
※上記以外で利用したいOSある場合は「ABLENET VPS」サポート宛に相談すると対応してもらえるようですが、希望通りいかない場合もあるようです。
また、以下で各OSについての説明をまとめました。
CentOS
Redhatとの互換性があり、無料で利用するデストリビューションとしても利用者が多いOSです。
無償OSでかつRedhatとの互換性もあるので、初心者のサーバーの学習OSとしても利用されていますし、業務で利用するOSとしても使用している企業も多いです。
ただしCentOS8のサポートを2021年12月31日で終了することが発表されました。
CentOS7は予定通り、2024年6月30日までのサポートとなりますが、CentOS9はリリースしない方針となっています。
今後は、後継OSとなる「AlmaLinux」や「Rocky Linux」に注目が集まっていますが、現在のところ「ABLENET VPS」では上記の後継OSは提供されていません。
Ubuntu
LinuxOS系でデスクトップとしても有名で利用者の多いOSです。
デスクトップでは専門書も出ているので、Windows、Macと同じように操作をすることができます。
「ABLENET VPS」では最新版のOSを提供はまだアナウンスされていないようです。※2021年11月時点
Debian
Linuxディストリビューションのひとつである、オープンソースのOSソフトウェアです。
Linux系のコマンドとは少し異なるため、初心者向きではありませんが、利用者も多いOSとなります。
Fedora
レッドハットが支援するコミュニティー「Fedora Project」によって開発されているRPM系Linuxディストリビューションとなります。
開発系なので、バグも多いOSとなります。
FreeBSD
フリーでオープンソースの Unix風のオペレーティングシステムとなります。
少しマニアックなOSで、上級者向けのOSとなります。
世界でも、好んで利用されているOSとしても知られています。
NetBSD
UNIXライクなオープンソースのオペレーティングシステムです。
BSD系の子孫のひとつとなっています。
こちらも上級者向けとなります。
OpenBSD
セキュリティやコレクトネスなどを重視した、BSD系のOSをベースに開発されたOSとなります。
こちらもBSDの子孫のひとつとなり、上級者向けのOSとなります。
DragonFly BSD
FreeBSDやNetBSDやと同じくBSD系のディストリビュートの1つとなるオープンソースのUnix系オペレーティングシステムです。
openSUSE
openSUSEは、SUSE及びその他企業等が支援するコミュニティー「openSUSEプロジェクト」によって開発されるオープンソースのLinuxディストリビューションとなります。
このOSも初心者向きでは無いです。
Arch Linux
軽量で柔軟性に優れたLinuxディストリビューションとなります。
動作が軽いため使いやすいOSとなります。
軽量なOSを入れたい方にはおすすめです。
OpenIndiana
OpenIndianaはFLOSSとしてリリースされているillumosをカーネルとするディストリビューションです。
slackware
Slackwareは、は1992年からスタートした、歴史のあるディストリビューションです。
SystemRescueCd
SystemRescueCdは、CDやUSBメモリといったデバイスから起動できるLinuxシステムです。
オープンソースのシステム回復・バックアップツールとなります。
まとめ
「ABLENET VPS」で利用できるOSテンプレートは以上となります。
提供されているOSは、標準で使用頻度の高いOSから、あまり聞いたことのないマニアックなOSまでそろっています。
ある程度の新しいOSを揃えていますが、最新版のOSは提示されていないようです。
また、今後はCentOSの後継OSについても、サポートに確認した上で、メディアブートをした方がいいと思います。
やり方によっては、サポート外のOSも入れることはなのうなようなので利用したいOSがある場合は「ABLENET VPS」を利用する価値はあります。
「ABLENET VPS」の詳細をもっと知りたい方は以下のページを参考にしてください。
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