前回紹介したプログラムの実行結果をファイルに書き込む「書き込みモード」ではファイルの中身にデータが存在していてもすべて削除し「上書き」をしてしまいます。
プログラムの実行結果をファイルに上書きせず、「追記」をしたい場合、「追記モード」を使用することでファイルの末尾に追記を行うことが出来ます。
前回のプログラム実行結果をファイルに書き込む方法
【Python】プログラム実行結果をファイルの末尾に「追記」する
ファイルを開くときのモードには、データ書き込み時に追記をする「追記モード」があります。
追記モードは’a’（appendの頭文字）を使用します。
この追記モードはファイル内にデータが存在する場合、そのデータの末尾に追記します。
書き込みはこれまでと同様で、write()メソッドを使用します。
ちなみに、追記モードも書きモードと同じくファイルが存在しない場合、ファイルを新規に作成します。
ファイルに追記するプログラムの作成
以下ではファイルにデータを追記するプログラムを作成しています。
流れは他のモードと同じく以下となります。
- open()でファイルを開く
- 追記モードで’a’を指定
- write()メソッドでファイルに追加で書き込むデータを指定
- ファイルを閉じる
※test-append.py
append_file = open('test.txt', 'a')
append_file.write('Hello Append!n')
append_file.close()
プログラムの実行結果
C:>type test.txt test Hello! test Python! C:>python test-append.py C:>type test.txt test Hello! test Python! Hello Append! C:>
コマンドプロンプトで「python test-append.py」でプログラムを実行し、typeコマンドを実行するとファイルの末尾にデータが追記されていることが確認できます。
追記モードも良く利用されるモードなので覚えておきましょう。
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