NTPサーバーを構築し、サーバーの時刻を日本標準時間に自動的に合わせるように構築します。
インストールと設定はかなり簡単なのでサクッやっちゃいましょう。
NTPサーバーインストール手順
サーバのバージョン確認
[root@t-bobo011 ~]# cat /etc/redhat-release CentOS release 6.5 (Final)
パッケージ情報の確認(インストール済みかを確認)
[root@t-bobo011 ~]# rpm -qa | grep ntp
ntpインストール
[root@t-bobo011 ~]# yum -y install ntp
NTPサーバー設定(時刻同期先)
インストールが終了したらコンフィグファイルの設定をするだけです。
他に細かくいじっちゃうところはありません。
”ntp.conf”同期先のサーバーのアドレスを追記するだけです。
# vi /etc/ntp.conf # Hosts on local network are less restricted. #restrict 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 nomodify notrap # Use public servers from the pool.ntp.org project. # Please consider joining the pool (https://www.pool.ntp.org/join.html). #server 0.centos.pool.ntp.org iburst #server 1.centos.pool.ntp.org iburst #server 2.centos.pool.ntp.org iburst #server 3.centos.pool.ntp.org iburst server 172.16.1.61
NTPサーバー起動
NTPサーバ起動時に時刻が大幅にずれていると、うまく起動できないことが
ある為、起動前に手動で時刻合わせをします。
# ntpdate 172.16.1.61 15 Nov 11:14:37 ntpdate[7104]: step time server 192.168.10.13 offset 20493.920142 sec
上記で同期をとった後にNTPサーバ起動します。
# service ntpd start ntpd を起動中: [ OK ]
又は
# /etc/rc.d/init.d/ntpd start ntpd を起動中: [ OK ]
NTPサーバー同期確認
時刻同期中はNTPサーバーは以下の状態となります。
# ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== 172.16.1.61 192.168.10.13 3 u 52 64 7 0.494 2.500 1.697
時刻同期完了の際、*が表示されます。
.INIT.が表示された場合、うまく同期先の NTP と接続できていないので注意しましょう。
# ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== *172.16.1.61 192.168.10.13 3 u 3 64 37 0.417 3.581 2.018
NTPサーバー自動起動設定
再起動時に自動でntpプロセスが上がるようにchkconfigを設定します
# chkconfig | grep ntp ntpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off ntpdate 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
以下のコマンドでサーバー起動時に自動でNTPプロセスが上がるようにします。
# chkconfig --level 2345 ntpd on [root@d-oha-fwd011 ~]# chkconfig | grep ntp ntpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off ntpdate 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
設定後の時刻確認
お疲れ様でした。
これで完了です。
最後に”date”コマンドで以下のように時刻があっていれば問題ございません。
# date 2014年 5月 1日 木曜日 18:30:47 JST
以上です。
サーバーを構築するならVPSがおすすめです。
エンジニアのオンライン学習
ITエンジニアにおすすめの教材、オンラインスクールです。
無料からエンジニアの学習ができる教材などまとめているので参考にしてください。
おすすめオンライン教材 | |
自宅で学習ができるオンラインスクール | |
ITエンジニアの開発・検証・学習としてインターネット上で専用のサーバ(VPS)を利用しましょう!
実務経験はVPSで学べます。
コメントを残す