インフラエンジニアというのは何かというと私のなかでの解釈ですが、インターネット全般の構築をするエンジニアって感じでしょうか。
簡単に言うと以下のような通信系の構築をするエンジニアという感じです。
- ネットワーク
- サーバー
- ストレージ
- セキュリティ
- 仮想基盤・クラウド…etc
ジャンルも多くあり、専門で業務されるエンジニアもいますが、上記全般を設計・構築に携わるエンジニアも多くいます。
通信系の技術は常にアップデートされ、範囲も広大なのではっきり言って結構過酷な仕事です。
これからインフラエンジニアを目指す方、何から始めたらよいかというと、やはり参考書を読む、Ping-Tなどの試験対策サイトで勉強するなどあります。
でもこれらは、机上での知識、試験対策での知識であり、現場での業務には程遠いのが現実です。
やはり、実機を触ることが重要であり、学習も実機を触りながら実施することが大切です。
たこれまでプログラミング学習のようなサイトがなくなかなかインフラ系の学習サイトがありませんでしたが、前回も紹介した「Envader」というサイトではインフラ系の技術全般を無料から学習ができるのでおすすめしています。
今回は「Envader」の無料コース(Linux)についてまとめました。
※「Envader」については以下を参考にしてください。
「Envader」無料コース(Linux)についての解説まとめ
「Envader」はGoogleアカウントを連携するだけですぐに学習をはじめられることができます。
インフラ系の基礎共いえるLinuxサーバーを基に、基本的なコマンドの使い方の学習をすることができます。
「Linux基礎コース」は無料コースとなっており、初心者から丁寧に学習ができます。
「Linux基礎コース」について
以下では「Linux基礎コース」の内容について簡単に説明します。
コースの内容は「Envader」の使い方から、Linuxコマンドの実行、遠隔からのアクセス(SSH)までを紹介しています。
Linuxについて
Linuxってそもそも何なの?という方は多いと思います。
簡単に言うと、一般的に言われているサーバーです。
LinuxではOSを無償で提供し、インターネット環境に必要なアプリやツールを構築することができます。
一般的にWebサーバーなど、このLinuxOS上で構築しているところも多いです。
他にもシステム(DNS、AD、NTP)としても利用されています。
もちろんプログラミングを動かす環境としても利用されます。
一般で使用されているOSであれば「Ubuntu」などが有名ですね。
Linuxは奥が深く、やり方によってはなんでもできるので、エンジニアの入門としておすすめできます。
Linuxではどのようなことをするのか、詳細については以下を参考にしてください。
1 チュートリアル
「Envader」についての使い方についてのチュートリアルの説明と実際に動かして動作確認をします。
ここは「Envader」の使い方であり、Linuxの学習ではないです。
2 基本的なコマンドの練習(cd/ls/cat編)
LinuxOSは基本コマンド体系となります。
階層の移動、ディレクトリ内のファイルの確認、ファイル内のデータを参照するなどの基本操作を学習します。
3 基本的なコマンドの練習(pwd/rm/mkdir/rmdir編)
ここでは現在のディレクトリの位置の確認、ファイルの削除、ディレクトリの作成・削除などを学習します。
4 基本的なコマンドの練習(mv/cp編)
ファイルの移動・コピーコマンドを実施します。
5 root権限の使い方
管理者権限がないと操作できないファイルに対しての「sudo」コマンドの使い方を学習します。
6 基本的なコマンドの練習(touch編)
ファイルの作成とタイムスタンプの更新を実施するコマンドの使い方を学習します。
7 基本的なコマンドの練習(file編)
Linux上におけるファイルの種類について取得するコマンドとなります。
テキストファイルとバイナリファイルについての基本的な紹介を学習できます。
8 リダイレクトについて
「echo」コマンドを中心に学習します。
リダイレクトとは、出力結果を他のファイルに書き込んだり、別のコマンドに使うことを指します。
9 標準入力・標準出力・標準エラー出力
Linuxにおける標準の入力・出力、エラー出力について解説します。
10 プロセス管理 ー 1
「ps」コマンドを使用して、LinuxOSのプロセス管理(CPU、メモリなど)に関する動作を学習します。
11 プロセス管理 ー 2
バックグラウンドで捜査しているプロセスの確認、プロセスの停止・終了などを学習します。
12 バージョンの確認
LinuxOSのバージョンの確認方法を解説します。
13 PATHの使い方
「which」コマンドを使用し、Linuxコマンドの実行に必要なファイルのパスを表示します。
PATHの理解の深める学習となります。
14 実行ファイルについて
「chmod」コマンドを用いた実行権限などについて学習をします。
15 Vim入門
ファイル編集におけるエディタの学習をします。
16 ユーザー管理について
Linuxにおけるユーザの作成と削除,パスワードの登録を実施し学習します。
17 権限管理の基本
Linuxにおけるファイルやディレクトリなどのアクセス権限について学習します。
18 環境変数について
Linux上のシステムやアプリケーションなどで動作させるために重要な環境変数について学習します。
19 基本的なコマンドの練習(find編)
「find」コマンドを使用し、ファイルやディレクトリの検索を実施します。
20 正規表現について
「grep」コマンドを用いて、ファイル・ディレクトリの絞り込み検索。正規表現は複雑な条件を設定するときに利用します。
少し難易度は上がりますが、使えるようになると便利です。
21 基本的なコマンドの練習(sort/uniq/diff編)
「sort」、「uniq」、「diff」コマンドを実行し、テキストファイルの並べ替えと比較を学習します。
22 便利な文字の置き換え方
「tr」と「sed」コマンドを用いて、ファイルの中身にある文字列を置き換えする方法を学習します。
23 基本的なコマンドの練習(cut編)
「cut」コマンドを使用し、文字列の編集のやり方を学習します。
24 IPアドレス/ Macアドレス
LinuxOSのIPアドレスとMacアドレスの確認を実施します。
25 サーバーと通信してみよう
Netcatを使ったソケット通信を学習します。
26 シンボリックリンク
「ln」コマンドや「unlink」コマンドを使用し、ある特定のファイルやディレクトリのパスを保存し、使用することで実際にそのパスにアクセスできるようにします。
27 SSHコマンドと認証
SSHコマンドを使用しサーバーへ遠隔アクセスする学習を実施します。
その際の「認証」についても学習します。
まとめ
「Envader」の無料コースは上記の内容となりますが、Linuxを操作する基本となるコマンドを実際にたたきながら、学習していくのでインフラエンジニア初心者にとってはおすすめの学習プラットフォームとなります。
まずは試しで利用してみてはいかがでしょうか。
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