【VPS比較】バックアップ・スナップショットが利用可能なおすすめVPS

VPSはインターネット上で利用できる仮想サーバとなります。

このVPSで利用できる仮想サーバは各利用者ごとに提供され、仮想マシンのスペック(CPU、メモリ、Disk)をプラン単位で変更でき、インストールOS、アプリケーションを自由に選び構築することができます。

利用できる仮想サーバではLinux、Windowsサーバが月額ワンコイン(500円)以内で利用でき、以下のようが目的で利用することができます。

  • インフラ系・プログラミングの学習
  • 開発・検証用途
  • Webサイトの構築
  • 格安の利用料金でサーバーを利用したい
  • オンライン上でどこでもアクセスできるサーバーを利用したい
  • WindowsServer・Linuxを触ってみたい
  • 高スペックのサーバーを動かしたい
  • サーバーにいろいろなOSをインストールして試したい

VPSはある程度、仮想環境の知識は必要となりますが、VPSを提供している各社サービスでもわかりやすく説明してくれてます。
ある程度知識があれば、使い方はすごく簡単です。

このVPSですが、各社ではバックアップ機能があったりなかったりします。
どうしてもバックアップ機能があるVPSを選びたい方におすすめのVPSを紹介します。

おすすめするVPSはSSD搭載が限定となるので高スペックで使いやすいVPSとなります。

「VPS」バックアップとスナップショットの違い

VPSでバックアップ機能を利用したい場合、各社でバックアップは用意していますが、以下のようなバックアップの種類があります。

  • バックアップ(イメージバックアップ)
  • スナップショット

まずはそれぞれの機能について紹介します。
それぞれの機能を把握した上で、バックアップ機能つきのVPSを選ぶようにしましょう。

バックアップ(イメージバックアップ)

外部ストレージ、バックアップ専用ストレージなどに仮想サーバ全体のイメージデータのコピーを作成します。
万が一、仮想マシンが破損したり、仮想マシンが動作しているデータがあるストレージが破損した際、コピーを使用し復元することが可能となります。

スナップショット

仮想サーバ全体のイメージデータをコピーはしません。
その瞬間のイメージを作成して保存します。

対象の仮想サーバが破損、もしくは仮想サーバのデタが保存されているストレージが万が一破損し、データが壊れた際は復元することはできません。

バックアップ機能があるVPS

以下では高速SSD搭載のVPSサービスで、バックアップ・スナップショット機能があるおすすめのVPSを紹介しています。
地震でどのようなバックアップ機能を利用したいのか確認し、VPSを選ぶようにしましょう。

完全なバックアップ機能を利用したい方は以下のVPSをおすすめします。
仮想サーバが完全に壊れたとしても復元は可能です。

ConoHa VPS

「ConoHa VPS」では自動バックアップとしてイメージの完全バックアップが可能となります。
自動バックアップを設定しておくことで、障害時におけるデータの損失なども、元の状態に戻すことができます。

また、この「自動バックアップ」は新規のサーバーの作成時のテンプレートとしても利用できます。

このバックアップは「3世代」までバックアップが可能となり、「自動バックアップ」は毎週1回取得され、計3世代まで管理されます。
古くなったバックアップデータは、取得データが古いものから削除されていきます。

「自動バックアップ」では時間単位、月額単位で金額が決まります。
バックアップオプションの追加料金は時間「0.6円」、月額「330円」で利用できます。

一時的にバックアップを取得し、それをイメージとして保存しておきバックアップとして利用することもできます。
ただし、イメージ保存は90日を経過すると削除されます。

※ 512MBプランでは「自動バックアップ」機能は利用できません。

「ConoHa VPS」のバックアップにおける詳細は以下のページを参考にしてください。

VPS

ABLENET VPS

「ABLENET VPS」においてバックアップ機能は標準でサポートされています。

また、バックアップオプションはなく、VPSサービス単位でバックアップを実施しており、有料オプションでもないので金額はかかりません。

ただし、バックアップはあくまで、サービスの障害時のためのものであり、運用レベルのバックアップとなります。
ユーザー各位で利用しているVPSでのバックアップは各自で手動で実施が必要となります。

「ABLENET VPS」のバックアップにおける詳細は以下のページを参考にしてください。

VPS

スナップショット機能があるVPS

スナップショットはインスタントバックアップとなります。
完全なバックアップではなく、その時点のイメージのバックアップとなります。

対象の仮想マシンが破損した場合はスナップショットも壊れてしまうので復元することは困難となります。

完全バックアップとはいかなくても、一時的なスナップショットを使用し、いつでもその時点の状態に戻したいことが多い利用者におすすめとなります。

WebARENA Indigo

「WebARENA Indigo」におけるスナップショット(バックアップ)機能は、現在時点のデータを保存することで、その時点に戻すことができる機能です。

また、スナップショットは有料オプションとなります。
スナップショットの料金は、スナップショットを作成した時点から廃棄するまでの間に発生し続けます。

料金は、スナップショットを作成した時点から廃棄までの間に発生します。

オプション 時間従量課金 月額上限料金
スナップショット 1時間あたり 0.008円(税込0.0088円)/GB 5円(税込5.5円)/GB

上記のように月額上限料金が5円/GBとなるので、SSD20GBのプランであれば、月額上限100円となります。

「WebARENA Indigo」のバックアップにおける詳細は以下のページを参考にしてください。

VPS

カゴヤクラウド VPS

「カゴヤクラウド VPS」では、VPSの標準機能として「バックアップ」を提供しています。
このバックアップ機能は「スナップショット」と言い、サーバーのその時点のイメージデータを作成し、保存します。

「カゴヤクラウド VPS」の料金は、「4.4円/日(10GBごと)」となっています。

この料金は最大保存容量の10GB単位で切り上げ測定とし、10GB単位で課金されます。
1日4.4円なので1ヶ月(30日)で「132円」で利用できます。

ただし、スナップショットの容量が10GBを超えると、10GB単位での切り上げとなるので20GBでの料金(1ヶ月(30日)で「264円」)となり、料金は増えていきます。

「カゴヤクラウド VPS」のバックアップにおける詳細は以下のページを参考にしてください。

VPS

お名前.com VPS

「お名前.com VPS」においてバックアップ機能は標準でサポートされています。
コントロールパネルの「スナップショット」という項目で利用することができます。

また、このスナップショットは有料オプションとしてではなく「無料」で利用できます。

バックアップとして追加料金も無いのは便利ですが、スナップショットを使う場合、サーバーのシャットダウン、または電源OFFが必須となります。

「お名前.com VPS」のバックアップにおける詳細は以下のページを参考にしてください。

VPS

まとめ

バックアップ機能が利用できるVPSを選択する際は、「イメージの完全バックアップ」と「スナップショット」を把握し、契約するようにしましょう。
データの破損を防ぎたい場合は、完全バックアップ機能がある「ConoHa VPS」をおすすめします。




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!