WindowsサーバでADを構築したのですが、構築後、外部のNTPサーバへの時刻同期ができない、設定箇所がなくなったかたは今回の解決方法を参考にしてください。
Windowsサーバで外部NTPサーバと同期する設定コマンド「w32tm」
WindowsサーバでGUIでNTPサーバを同期できない場合は、「w32tm」コマンドを使用して同期します。
コマンドは以下の通りとなります。
事前確認ではローカルの時刻を参照しています。
C:\Windows\system32>w32tm /query /source Local CMOS Clock
外部NTPとの同期コマンド実行
外部NTPサーバへの同期コマンドは以下となります。
- 外部NTPサーバ:10.0.0.123
C:\Windows\system32>w32tm /config /manualpeerlist:10.0.0.123,0x8 /syncfromflags:manual /reliable:yes /update コマンドは正しく完了しました。
以下、コマンドで再同期を実施します。
C:\Windows\system32>w32tm /resync /rediscover 再同期コマンドをローカル コンピューターに送信しています コマンドは正しく完了しました。
外部NTPサーバとの同期後の確認
上記のコマンドを正常に実行できたら以下でステータスを確認します。
NTPサーバの問い合わせ先が外部サーバーに変更されていることを確認します。
C:\Windows\system32>w32tm /query /source 10.0.0.123,0x8
問い合わせ先のNTPサーバの数とステータスを確認します。
C:\Windows\system32>w32tm /query /peers ピア数: 1 ピア: 10.0.0.123,0x8 状態: アクティブ 残り時間: 9.9653575s モード: 3 (クライアント) 階層: 0 (未指定) ピアポーリング間隔: 0 (未指定) ホストポーリング間隔: 6 (64s)
上記で、外部サーバへ問い合わせ先が変更され、状態もアクティブであれば正常に同期されたことが確認できます。
Windowsサーバで外部NTPに接続ができないときは参考にしてください。
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