Dockerコンテナ上でCentOS8を構築し、Ansibleをインストールしたので手順を作成しました。
DockerコンテナでCentOS8の構築手順は以下のページを参考にしてください。
Dockerコンテナ(CentOS8)環境にAnsibleインストール
以下では、Dockerコンテナ(CentOS8)環境を構築し、その環境下でAnsibleをインストールした手順となります。
ちなみにAnsibleのインストールは以下の様な方法があります。
- 「yum」コマンド、「apt-get」コマンドなどのパッケージインストール
- Pythonを利用した「pip」インストール
- ソースコードのインストール
上記、どの方法でインストールをしてもAnsibleの機能に差分はありません。
今回は、この中から「yum」インストールの方法をまとめます。
Ansibileを「yumインストール」する
yumコマンドはRed Hat系LinuxのRPMパッケージを管理するシステムで、CentOSでも対応しています。
また、最新のAnsibleのバージョンをインストールするには「EPEL」リポジトリを有効にしておく必要があります。
EPELは「Fedoraプロジェクト」が公開している、通常のbaseリポジトリには含まれない最新のパッケージをまとめているリポジトリとなります。
インストール手順は以下となります。
ログインユーザーを「スーバーユーザー(su)」へ変更
yumインストールを実行する前に権限のあるログインユーザーをスーパーユーザーへ変更します。
※sudoコマンドを使っても良いですが、今回は以下で実施。
$ su - Last login: Sat Sep 12 01:59:56 UTC 2020 from 172.17.0.1 on pts/1 [root@93f3d6ddfadd ~]# [root@93f3d6ddfadd ~]#
プロンプトの表記が見にくいので以下に変更
[root@93f3d6ddfadd ~]# PS1="$ " $
yumコマンドを使用して、EPELリポジトリからAnsibleをインストール
まずは事前に「EPEL」のyumインストールを実行します。
$ yum -y install epel-release Last metadata expiration check: 0:50:45 ago on Sat 12 Sep 2020 01:55:56 AM UTC. Dependencies resolved. ============================================================================================================== Package Architecture Version Repository Size ============================================================================================================== Installing: epel-release noarch 8-8.el8 extras 23 k ------中略------ Installed: epel-release-8-8.el8.noarch Complete! $
正常に「EPEL」のインストールが完了したら、以下で「Ansible」をyumインストールします。
$ yum -y install ansible Extra Packages for Enterprise Linux Modular 8 - x86_64 83 kB/s | 117 kB 00:01 Extra Packages for Enterprise Linux 8 - x86_64 2.7 MB/s | 8.0 MB 00:02 Dependencies resolved. ============================================================================================================== Package Architecture Version Repository Size ============================================================================================================== Installing: ansible noarch 2.9.13-1.el8 epel 17 M Installing dependencies: ------中略----- Complete! $
上記で「Compete!」と表示されれば正常にインストールされたことになります。
Ansibleのバージョン確認
Ansibleをインストールご以下のコマンドでバージョンの確認をします。
$ ansible --version ansible 2.9.13 config file = /etc/ansible/ansible.cfg configured module search path = ['/root/.ansible/plugins/modules', '/usr/share/ansible/plugins/modules'] ansible python module location = /usr/lib/python3.6/site-packages/ansible executable location = /usr/bin/ansible python version = 3.6.8 (default, Apr 16 2020, 01:36:27) [GCC 8.3.1 20191121 (Red Hat 8.3.1-5)] $
以上で、Ansibleのインストールは完了となります。
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