4byteASまたは4octetASとは何か??
という事でまとめてみました。
簡単にいうと、BGPのAS番号が枯渇するため、拡張されたAS番号って感じです。
拡張された所というのは今までは2バイト(65,536個)のAS番号を4バイト(4294967295個)まで増やしたって事です。
拡張されたAS番号
AS番号には、当初2バイト(16ビット)で表記することが可能な個数(65,536個)が定義されていた。
しかし、AS番号の需要増加に伴い枯渇が予想されるため、4バイトで表記することが可能な個数まで拡張されることになった。
4バイトAS対応ルータが未対応ルータに経路情報を送るときは、予約されたAS番号である『AS23456』を通知する。
加えて、新たに定義されたNEW_AS_PATH属性で4バイトAS番号を通知する。
また、RFC5396でAS番号表記がasplainで統一されることとなった。
(いまだにASDOTも混在しているみたい)
- 2バイトAS番号 : 0 – 65535
プライベートAS(64512 – 65534) - 4バイトAS番号(Dot表記) : 0 – 65535.65535(65536以上ではasdot+記法を使用する )
プライベートAS(64512 – 65534) - 4バイトAS番号(Plane表記) : 65536 – 4294967295
プライベートAS(64512 – 65534)
2byteAS番号 → 4byteAS番号への拡張
では、なぜAS番号を拡張しなければならなくなったのかと言うと上記の図を見ながら説明させてもらいます。
- 図において2byteAS(AS200)は16bitの領域のうち8bitの領域を使用している。
- AS50000においては16bitの領域を使用し残りの領域がわずかとなっている。
これがAS番号の枯渇の原因となっている。 - そこで4byteAS番号を使用することにより、領域が16bit(65,536個) → 32bit(約43億個)に拡張され枯渇の解消となった。
こんなもんでしょうか。
数が無くなっちゃったから、増やしちゃおうぜって言う事です。
まとめ
インターネットの世界って、ホント身近になりましたね。
今なんてスマートフォンで簡単にインターネットができちゃう。
利用者が増えると使用するアドレスも必要になるし、そのアドレスと管理するISP事業者などが増える。
その事業者ごとにはAS番号が必要が必要になるんですよね。
現在、世界中のインターネットを使う為にBGPプロトコルは必須です。
その為にはAS番号が無ければ何もできません。
一体、どこまで拡張していくんでしょうかね。
それでは!
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