Cisco機器(ASR1000シリーズ)をBASとし、Radiusサーバーを認証構成を組んだ際、PPPoE dead-criteriaの動作が不明だったため、忘れないうちにまとめておきます。
これ、絶対記録しておかないと後々絶対に忘れちゃう。。。
また、こんなことがあったり、誰かがこの問題にぶち当たった時に参考にしてください。
BAS ~ Radiusへの再送を整理する
PPPoE設定時にすごく悩んだところ。
retransmit、timeout とdead-criteriaの違いがごちゃごちゃになったので
違いを以下にメモっとく。
メモはdead-criteriaで設定時の動作
radius-server dead-criteria time 90 tries 10
- 正常にセッションが張れた直後90秒以内に、サーバに障害が発生し、リトランスミット10回が失敗した際、正常にセッションが張れた直後から90秒後からの認証要求で対象のサーバをDEAD判定とする。
- また、セッションが張れ、90秒以内にサーバーの障害が発生し、リトランスミット10回が失敗した際、その90秒以内に正常にセッションが張れると、deadのカウントはクリアされる。
- ユーザー単位ではなく、総タイムアウト回数(リトランスミット10回)で判断する。
timeがtriesより短いときは再送回数だけ頭に入れておけばよし
※以下の設定場合。
radius-server dead-criteria time 1 tries 3
上記での設定ではセッションが確立後、1秒経過かつ連続3回応答がない場合DEAD判定とみなす。
なお、セッション確立後、1秒以内にセッションが成立するとクリア(0カウント)となる。
設定しても動作確認をしないとわからない。
デバックコマンドで、PPPoEと認証サーバ(radius)の動きを確認しながら見てくこと。
まとめ
PPPoEを設定するにあたり、dead-criteriaは頭がこんがらがっちゃいますよね。
BASでデバックを走らせながら見ていくことでしか、わからないです。
ようは実際に動かして確認しろってことっすね。
以下の記事はRadiusで認証するための構築手順を記載しています。
ご参考にどうぞ。
- CiscoでBASの設定
CiscoASR1000シリーズでPPPoE(IPv6)の設定手順 - JuniperでBASの設定
【JunosE】PPPoEデュアルスタック設定(完成バージョン) - Radiusサーバー構築手順
FreeRadius構築。初心者に優しい5つの手順まとめ
それでは!
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