Juniperハイエンドルータ、MXシリーズでL2スイッチングを設定できるのでコマンドをメモしておきます。
Tシリーズではサポートされていないので(今は知らんが)ご注意ください。
目次
bridge-domainsコマンドでL2スイッチングが可能に
これまで、JuniperのハイエンドルータにはなかったL2スイッチングですが、MXシリーズでL2スイッチングがサポートされるようになっています。
※結構前からですが。。。
設定はちょいと複雑にはなるのですが、一度設定すれば結構便利なので設計、構築のバリエーションも広がっていくのではないでしょうか。
L2スイッチング設定手順
それでは、設定手順を紹介します。
今回の設定はL2スイッチングを動作させ、そこにvrrpを適用する手順となっています。
まずは、bridge-domainsコマンドでvlanと、適用するインターフェース(irb)を作成します。
ちなみに「irb」とは「interface routing bridge」の略です。確か。。。
set bridge-domains vlan10 domain-type bridge set bridge-domains vlan10 vlan-id 10 set bridge-domains routing-interface irb.0
続いて、irbにvlanのアドレスを設定します。
interface vlanみたいな設定かな。
set interface irb unit 0 family inet address x.x.x.x/xx
最後に、該当のインターフェースにvlanを適用すれば完成です。
今回はmode accessで設定しています。
set interface ge-x/x/x unit 0 family brige interface-mode access set interface ge-x/x/x unit 0 family brige vlan-id-list 10
こんな感じで設定は該当インターフェースをL2スイッチングとして動作することができます。
interfaces {
ge-x/x/x {
description "To Test ge-x/x/x";
speed 100m;
link-mode full-duplex;
unit 0 {
family bridge {
interface-mode access;
vlan-id-list 10;
}
}
}
irb {
unit 0 {
family inet {
address x.x.x.x/xx {
vrrp-group 1 {
virtual-address x.x.x.x;
priority 105;
preempt {
hold-time 60;
}
accept-data;
}
}
}
family inet6 {
address x:x:x:x:x:x:x:x/64 {
vrrp-inet6-group 1 {
virtual-inet6-address x:x:x:x:x:x:x:x;
virtual-link-local-address fe80::x:x:x:x;
priority 105;
preempt {
hold-time 60;
}
accept-data;
}
}
address fe80::x:x:x:x/64;
}
}
}
}
bridge-domains {
vlan10 {
domain-type bridge;
vlan-id 10;
routing-interface irb.0;
}
}
まとめ
MXシリーズでは上記のようにL2を動作させることができるので、結構柔軟というか、多岐にわたって設計をすることが可能です。
vrrpについての説明は別途紹介します。
それでは!
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