Juniper 正規表現まとめ

Cisco同様、Juniperにも正規表現はあります。
こちらの意味もほとんど同じですが、やはりJuniper独自というか微妙に違いがあります。

JuniperでBGP AS番号で使用する正規表現をまとめました。

JuniperでBGP設定の際、ASNを用いたcommunityの設定などする際、重要となる正規表現をまとめてみたのでご参考に。

現状把握しているものを羅列しているので新しいのを見つけた際は追記していきます。
というかもう、サーバー系の部署に移ってネットワークは触らなくなったのだが。。。

Juniperの正規表現

正規表現は同じでも、ベンダー間では全く意味が違ってくるものもあるので注意が必要。
Ciscoとも微妙に意味が違ったりするし、コマンドの書き方も違うので注意しておきましょう。

Ciscoの正規表現は別途下記ページでまとめてますので、確認してください。
参考:

cisco
 {m,n} 

mはAS番号、nは繰り返しの上限

 

 {m} 

mはAS番号

 

 {m,} 

m以上の繰り返し

 

 .(ピリオド) 

任意の1文字(スペース記号も含む)

 

 ^(カレット) 

文字列の先頭を示す

 

 $(ダラー) 

文字列の末尾を示す

 

 *(アスタリスク) 

直前の文字ないし文字列がないか1つ以上連続して存在する
【例】1234* → AS番号1234がないか1つ以上連続して存在する

 

 ?(クエスチョン) 

直前の文字ないし文字列がないか1つ存在する
【例】1234? → AS番号1234がないか1つ存在する”

 

 +(プラス) 

直前の文字ないし文字列が1つ以上存在する
【例】1234+ → AS番号1234が1つ以上存在する

 

 ( )(カッコ) 

()で括った文字列をグループ化し、1文字として扱う
“”()””はASパスが何も無いことを示すため、自身のASで生成された経路を示す
【例】123 (56|78) → 最初のAS番号が123であり、続くAS番号が56か78のいずれかである

 

 [ ](大カッコ)  []で括った文字のいずれか1つが存在する
Juniperでは1文字となっているが、1つのAS番号を指定することもできるようである
【例】[123-125] → AS番号123か124か125のいずれか1つが存在する

 

 |(パイプ) 

|の左右にある2つの文字列のうちのいずれか1つが存在する(OR条件)
【例】12|34 → AS番号12か34のいずれかが存在する”

 

 ‐(ハイフン) 

文字列の範囲を示す(最初と最後)
【例】123-125 → AS番号123か124か125″

 

 -(マイナス) 

範囲の両端を分類

 

 !(エクスクラメーション・マーク) 

直後の文字以外を指定

 

まとめ

JunosとCiscoiosとの微妙な違いを頭に入れて設定をして行く事が大切です。
特にJuniperはコミットするまでは設定は反映されないので、commit前には必ず、commit check コマンドを打つことを忘れない事。

そしてやはり、BGP内の設定なので必ず事前の検証は実施する事を忘れないでください。

以上です。




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げんき☆ひろき
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