【BIG-IP】シンプルなSorryページの設定手順

BIG-IPでバーチャルサーバー配下のPoolメンバー(リアルサーバー)がすべてダウンした際に、通信が不能となった際に、Sorryページへリダイレクトさせたいというときに、iRuleを利用します。

今回は、画像データや、htmlファイルを利用せず、そのままiRule上で作成したSorryページを見せるシンプルな設定をします。

【BIG-IP】簡単なSorryページ作成手順

Soryページの設定手順は以下の流れとなります。
BIG-IPにログインします。

Local Traffic > iRules > iRule List > Create

iRuleの設定画面が表示されるので以下を設定します。
まずは、iRuleの名前を設定。今回は以下の名前にしました。

Name:iRule_SorryPage_test_Pool

そして、以下のようにコマンドを書きます。

when HTTP_REQUEST {
   if { [active_members test_Pool] < 1 } {

HTTP::respond 200 content "<html>
   <body bgcolor=black><font size=10 color=yellow>
      Sorry!!!
   </font></body></html>"
   }
}

上記の設内容は[active_members test_Pool] で、対象となるPoolを選択します。
今回はPool membersとして「test_Pool」を選択しています。

動作としては、サーバーが1台以下(0)台となったときにSorryページを表示するというコマンドをなっています。

またページの背景はブラック、フォントサイズは10、カラーはイエローで設定しています。
ここは自由に調整してください。

作成したiRuleを選択してVirtualServerに適用する

上記で作成したiRuleを該当のVirtualServerに適用する設定は以下となります。

LocalTraffic > VirtualServers > 該当のVSを選択 >
Resources > iRules > manage… >

ここで上記で作成したiRule「iRule_SorryPage_test_Pool」をEnabledにします。

動作確認方法

iRuleが正常に適用されているのか確認するには、いったんPoolメンバーのサーバーをすべてダウンするか、もしくは、Poolメンバーの設定で「disable」ステータスにしましょう。

これで、ブラウザ上でSorryページが表示されればOKです。
この時ブラウザの更新ボタン「ctrl+F5」を押すと画面が更新されます。

事前のバーチャルサーバーの設定は以下の記事を参考にしてください。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

以上がBIG-IPのSorryページの設定手順となります。




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!