WindowsマシンでインストールしたWSL2において、「systemd-genie」をインストールして、systemdが使えるようにしたいということですが、インストールをしようもうまくいかず、悩んでいる方は多いと思います。
色々と調べた結果、WLS2でのインストール手順が改訂されていたので、メモしておきます。
WSL2「systemd-genie」インストール(訂正版)※うまくインストールができない人は必須
「systemd-genie」パッケージをインストールできない理由ですが、結論を言うと、パッケージのリポジトリを登録する手順が変更されたみたいです。
インストールの手順は以下となります。
インストール手順1:「apt-transport-https」をインストール
HTTPSのサイトより、ファイル転送を可能にするパッケージ「apt-transport-https」をインストールします。
$ sudo apt install apt-transport-https
インストール手順2:パッケージリポジトリのGPGキーのダウンロード
以下コマンドで「systemd-genie」パッケージのリポジトリーのGPGキーをダウンロードします。
$ sudo wget -O /etc/apt/trusted.gpg.d/wsl-transdebian.gpg https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/wsl-transdebian.gpg
インストール手順3:パッケージのリポジトリ登録
「systemd-genie」パッケージのリポジトリーを登録します。
以下のコマンドで「/etc/apt/sources.list.d/wsl-transdebian.list」のファイル名で新規ファイルをエディタで開きます。
$ sudo nano /etc/apt/sources.list.d/wsl-transdebian.list
エディタを開いたら、次の2行を追加します。
deb https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/ focal main deb-src https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/ focal main
2行を追加できたら、以下を実行します。
- [Ctrl]キーを押しながら[O]キーを押し、「y」と入力して[Enter]キーを押して上書き保存をする。
- [Ctrl]キーを押しながら[X]キーを押すとエディタを終了する。
インストール手順4:「systemd-genie」インストール
手順1〜3が終了したら最後に「systemd-genie」をインストールします。
$ sudo apt update $ sudo apt install systemd-genie
まとめ
ここで紹介した手順は「systemd-genie」パッケージ開発元の公式サイトに掲載されています。
【開発元の公式サイト】
https://github.com/arkane-systems/genie
動作などに不具合がある場合は、開発元を参考にしてください。
参考URL
https://info.nikkeibp.co.jp/media/LIN/atcl/books/040200025/#readersWeb
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