OSやISOファイルなどをダウンロードした際、そのファイルのデータが壊れていないか確認する際、ハッシュ値を表示します。
ハッシュ値はダウンロード先のサイトに記載されているので、ダウンロード後のファイルのハッシュ値と比較して値が正常でデータが壊れていないかを確認出来ます。
「Windows」コマンドでMD5などのハッシュ値を出力する方法
以下ではVMwareのNSXアップグレードバンドルをダウンロードし、ファイルが壊れていないかハッシュ値を確認した例となります。
コマンドは以下となります。
certutil -hashfile 「ファイルパス」 「ハッシュアルゴリズム」
また、ハッシュアルゴリズムは以下が指定できます。
※指定しない場合のデフォルトは「SHA1」となります。
- MD2
- MD4
- MD5
- SHA1
- SHA256
- SHA384
- SHA512
以下のハッシュ値を確認する例では、「C:\Users\test\Desktop\NSX-T_upgrade_bundle\VMware-NSX-upgrade-bundle.mub」というファイルのMD5のハッシュ値を表示した例となります。
「Windows」ハッシュ値確認コマンド
以下のハッシュ値を出力した例となります。
対象のファイルが存在するフォルダ配下に移動します。
C:\>cd C:\Users\test\Desktop\NSX-T_upgrade_bundle C:\Users\test\Desktop\NSX-T_upgrade_bundle>
移動したフォルダ先にハッシュ値を確認するファイルがあることを確認します。
C:\Users\test\Desktop\NSX-T_upgrade_bundle>dir ドライブ C のボリューム ラベルがありません。 ボリューム シリアル番号は 8881-D948 です C:\Users\test\Desktop\NSX-T_upgrade_bundle のディレクトリ 2022/02/14 14:46 <DIR> . 2022/02/14 14:46 <DIR> .. 2022/02/14 14:39 7,501,977,600 VMware-NSX-upgrade-bundle.mub 2022/02/14 14:46 168 チェックサム.txt 2 個のファイル 7,501,977,768 バイト 2 個のディレクトリ 106,250,272,768 バイトの空き領域
ハッシュ値(MD5)確認コマンド実施します。
>certutil -hashfile VMware-NSX-upgrade-bundle.mub MD5 MD5 ハッシュ (対象 VMware-NSX-upgrade-bundle.mub): 42a55213801ebaa62ecdce02f21953be CertUtil: -hashfile コマンドは正常に完了しました。
コマンドを実行し、正常にMD5のハッシュ値が表示されたことが確認できます。
※3行目
ハッシュ値(MD5)確認コマンド実施(フルパスで実施した例)
上記では対象ファイルまで移動して、ハッシュ値を表示するコマンドを実行しましたが、以下ではフルパスでファイルを指定した例となります。
C:\>certutil -hashfile C:\Users\test\Desktop\NSX-T_upgrade_bundle\VMware-NSX-upgrade-bundle.mub MD5 MD5 ハッシュ (対象 C:\Users\test\Desktop\NSX-T_upgrade_bundle\VMware-NSX-upgrade-bundle.mub): 42a55213801ebaa62ecdce02f21953be CertUtil: -hashfile コマンドは正常に完了しました。
まとめ
上記で各ファイルのハッシュ値を表示することができます。
各ダウンロード先で正常なファイルのハッシュ値が記載されているため、比較し、値に差分がないことを確認します。
ファイルの正常性を確認したい場合は利用しましょう。
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