関数って、最初は何のことかさっぱりわかりません。
しかし、やっていくうちになんとかなるもんです。
簡単に言えば「処理のまとまり」ってことみたいです。
これだけ言ってもあまりわからないと思いますが、例えば。
「会社へ行く」というプログラムと、「公園へ出かける」という2つのプログラムを作成しようとしています。
すると、この2つのプログラムは以下の流れは一緒とします。
- ベッドから起きる。
- 歯磨きをする。
- 顔を洗う。
- 服を着替える。
どちらのプログラムにも共通しているので、「朝の準備」の処理をまとめるとすごく楽になります。
関数を使うことのメリット
関数を使うことにより、いろいろなメリットがあります。
- 処理を分担することが可能
- 関数を簡単に使い回しが出来る
- プログラムが見やすくなる
- 機能に変更や修正が加わっても、関数を修正することにより、メインのプログラムを修正しなくても済む
こんな感じで、関数を使うことにより、プログラム全体が見やすくなり、設定もしやすくなるので、習得すればかなり便利な機能ですね。
基本的な関数の作成
関数は以下の様な流れで、作成していきます。
- プロトタイプ宣言で関数の名前を設定する
- 関数の呼び出しをする
- 関数の本体の処理を記述する
こんな感じで設定した例が以下となります。
#include <stdio.h> void line(void); /* プロトタイプ宣言 */ int main(void) { line(); /* 関数の呼び出し */ return 0; } /* 呼び出された関数の処理を実施 */ void line(void) { printf("関数を用いた出力結果\n"); }
※ 実行結果
関数を用いた出力結果
上記のような形で関数の処理を実施します。
戻り値のある関数の設定例
関数の戻り値とは、関数で処理をし、呼び出し元に戻った際に関数で処理した値を渡すことができます。
これを戻り値と言います。
例えば以下のように、関数を呼び出し、戻り値に「1」という値をつけて処理に戻る設定例です。
#include <stdio.h> int line(void); int main(void) /* 関数の呼び出し */ { int num = 0; printf("呼び出しだし前のnum:%d\n",num); num = line(); printf("呼び出しだし後のnum:%d\n",num); return 0; } /* 呼び出された関数の処理を実施 */ int line(void) { return 1; }
※ 実行結果
呼び出しだし前のnum:0 呼び出しだし後のnum:1
これが関数の基本的な動きとなります。
エンジニアのオンライン学習
ITエンジニアにおすすめの教材、オンラインスクールです。
無料からエンジニアの学習ができる教材などまとめているので参考にしてください。
おすすめオンライン教材 | |
自宅で学習ができるオンラインスクール | |
ITエンジニアの開発・検証・学習としてインターネット上で専用のサーバ(VPS)を利用しましょう!
実務経験はVPSで学べます。
コメントを残す