Pythonを使ったエクセルシートへのコピー・書き込みですが、対象の文字列を抽出して、その文字列周辺のセルデータを取得し、別シートのセルに書き込むプログラムを作成しました。
前回、セル周辺のデータを出力するプログラムの続きとなります。
「openpyxl」でセル周辺のデータを抽出・コピーし書き込む方法
今回は以下のエクセルシートから「interface」という文字列を抽出し、その右隣りのデータを「offset」で抽出し、別シートに書き込むプログラムとなります。
以下では、データを読み取るエクセルシートと、新規でデータを書き込むエクセルシートを作成し、抽出データを書き込みます。
※ parameter_05_ok.py
import openpyxl as px wb = px.load_workbook('excel-data.xlsx') wb2 = px.Workbook('data.xlsx') ws2 = wb2.create_sheet(title='interface') wb2.save('data.xlsx') wb2 = px.load_workbook('data.xlsx') ws = wb["Sheet1"] # 入力のシート ws2 = wb2["interface"] # 入力のシート MIN_COL = 2 MIN_ROW = 2 MAX_COL = 2 MAX_ROW = 180 # 範囲データを順次処理 for row in ws.iter_rows(min_col=MIN_COL, min_row=MIN_ROW, max_col=MAX_COL, max_row=MAX_ROW): for cell in row: # 該当セルの値取得 cell_value = cell.value o = cell.offset(0,1) offset = o.value # 該当セルに値が存在する場合表示 if 'interface' in cell_value: print(cell.coordinate, cell_value, offset) ws2.append({'C': cell_value, 'D': offset}) wb2.save('data.xlsx') # ロードしたExcelファイルを閉じる wb.close() wb2.close()
- 5-7行目:新規でエクセルファイルとシートを作成し保存
- 13-17行目:読み取りをするセルの範囲を指定(今回は’interface’という文字列を抽出する範囲指定)
- 21-24行目:範囲指定した値の取得
- 25-26行目:指定範囲の値の右隣りの値を「offset」で取得
- 29-32行目:「interface」という文字列を出力。また、右隣りのセルデータも出力。さらに別のエクセルシートに出力結果を書き込む
- 34行目:書き込んだファイルを保
存
実行結果
上記で作成したプログラムの実行結果は以下となります。
ちょっと行が長いので一部抜粋
PS C:> python .parameter_05_ok.py .... B63 interface Ethernet1/1 B64 interface Ethernet1/2 B65 interface Ethernet1/3 B66 interface Ethernet1/4 B67 interface Ethernet1/5 B68 interface Ethernet1/6 B69 interface Ethernet1/7 B70 interface Ethernet1/8 B71 interface Ethernet1/9 B72 interface Ethernet1/10 B73 interface Ethernet1/11 B74 interface Ethernet1/12 ..... PS C:>
別ファイルのエクセルシートに抽出したデータが書き込まれています。
課題
別のエクセルシートへの書き込みはできましたが、書き込みを開始するセルの指定ができていません。
この課題をクリアすれば、うまいことパラメータシートを作成することができるんですけどね。
一人でのプログラミングは大変ですねw
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