Pythonのプログラミングの中で、同じことを繰り返す処理があります。
以下ではfor文を使った繰り返し処理について説明します。
【Python】プログラミングの繰り返し処理「for文」について
プログラミングの繰り返し処理は、「複数のデータに対して同じ処理を繰り返し処理する」ことをいいます。
繰り返し処理の例としては以下が挙げられます。
- メーリングリストのユーザー全てにメールを送付する
- 買い物カゴの商品全ての合計金額を出す
- クラス全員分の平均点を出す
for文の書き方
for文では「in」の後に「繰り返し処理の対象となるデータ群」を配置します。
このデータ群は、「リスト」や「タプル」のデータ、文字列のことを言います。
このデータ群が、左から一つずつ順番にinの前の変数へ代入され、その後、「変数で実行処理」されます。
最後のデータが処理にかけられるまで、for文は繰り返し、処理を続けます。
以下がfor文の書き方となります。
test_list = [1, 2, 3, 4, 5] ① ② ③ ④ for test in test_list: ____変数を使った実行処理
- forキーワード
- 変数
- inキーワード
- 繰り返し処理するデータ群
forキーワードはfor文の開始を定義します。
その後の繰り返しで実行する初をまでを含めてfor文となります。
for文はデータを一つずつ順番に処理をする
for文はリストに格納されたデータを一つずつ処理していきます。
以下のfor文のプログラムでは「number_list」の0番目である「100」がnumber変数に代入されます。
次に、「print(‘数値は’, number, ‘です。’)」と言う処理が実行されます。
number_listの最後の「300」が代入されるまでfor文内のprint()処理を繰り返します。
number_list = [100, 200, 300] for number in number_list: print('数値は', number, 'です。') print('繰り返し終了')
実行結果
$ python3 for_test_2.py 数値は 100 です。 数値は 200 です。 数値は 300 です。 繰り返し終了 $
【for文】テストの平均点を出力するプログラム
以下では「for文」を使ったテストの平均点を出力するプログラムを作成します。
まずは、「test_for.py」と言うファイルを作成します。
プログラムは以下となります。
test_list = [65, 86, 98, 77, 75] ① total = 0 ② for test in test_list: total = total + test ③ number_of_subjects = len(test_list) ④ average = total / number_of_subjects ⑤ print('合計点は{},平均点は{}です。'.format(total, average)) ⑥
- リストを作成
- 合計点数を計算するため、0を代入して初期化
- test変数で点数を足していく
- len()関数により、「test_list」の値の個数を取得 ※ここでは「5」つ
- 合計点を全体の個数で割り、平均点を出す
- 合計点と、平均点の結果を出力
実行結果
$ python3 「test_for.py 合計点は401,平均点は80.2です。
for文は何かと使うことが多いので、頭にしっかり入れておきましょう。
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