【CentOS8】NTPサーバー(chrony)クライアント設定

前回、CentOS8でNTPサーバーをインストールしましたが、今回はクライアント側のNTP設定の手順についてまとめました。

前回、NTPサーバーの手順は以下となります。

CentOS8「NTPサーバークライアント」設定手順

CentOS8における「NTPサーバー」クライアント設定は「chrony」をインストールします。

$ dnf -y install chrony

「chrony」インストール後、以下ファイルで設定変更をします。
※今回は前回構築したDNSサーバー(192.168.0.1)当てに設定した例となります。

$ vim /etc/chrony.conf

------以下、変更ー-----
#pool 2.centos.pool.ntp.org iburst
pool 192.168.0.1 iburst

DNSサーバー「chrony」サービス起動

上記設定後、DNSサーバーを起動します。

$ systemctl enable --now chronyd

サーバー起動後、以下コマンドで、構築したNTPサーバーと同期「*印」していることを確認します。

$ chronyc sources
210 Number of sources = 1
MS Name/IP address         Stratum Poll Reach LastRx Last sample
===============================================================================
^* 192.168.0.1                2   6    17     5  -1778ns[  -25us] +/-   12ms
$

「ntpstat」で時刻同期の状態をわかりやすく表記する

NTPサーバーとの時刻同期をわかりやすく表記するために「ntpstat」を入れておくと便利です。

$ dnf -y install ntpstat

「ntpstat」コマンドでNTPサーバーとの同期状態、ステータスが確認できます。

$ ntpstat
synchronised to NTP server (192.168.0.1) at stratum 3
   time correct to within 11 ms
   polling server every 64 s

タイムゾーンの設定もしておく

ちなみにデフォルトのタイムゾーンは日本標準時(JST)ではないので別途設定をしておきましょう。

NTPクライアントの設定は以上となります。




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!