前回、net-snmpをインストールしましたが、今回は実際にsnmpトラップを受信する設定をします。
SNMPは機器の異常を検知させるためにとても重要な役割を持ちます。
現場でもほぼ使うことが多い「SNMP」のことは知ってきましょう。
深く掘ると結構大変ですが、考え方はとても簡単なのでベースは頭に入れて設定をしていきましょう。
snmptrapdはNW機器などから吐かれたトラップ(interfaceUP/DOWNなど)を受信します。
また、snmpを受信後、メールを送ったりすることも可能です。
credit: Pawel Kabanski via FindCC
snmptrapdを起動する
snmptrapdはnet-snmpをインストールした際、デフォルトであるので、まずは起動させましょう
# service snmptrapd start # chkconfig snmptrapd on #自動起動させる # chkconfig | grep snmptrapd snmptrapd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
snmptrapd.conf設定
snmpトラップを受信するために”snmptrapd.conf”を編集します。
# vi /etc/snmp/snmptrapd.conf # traphandle SNMPv2-MIB::coldStart /usr/bin/bin/my_great_script cold authCommunity log,execute,net public #追加 traphandle default /usr/bin/logger #追加
ファイルの編集が完了した後は、snmptrapdを再起動し設定を反映させます。
# service snmptrapd restart
動作確認
snmpトラップで設定が反映されたかを確認します。
# snmptrap -v 2c -c public localhost '' systemStats 1 s "TEST TRAP Message"
# tail -f /var/log/message Jun 3 17:38:13 TEST-log011 snmptrapd[9815]: 2014-06-03 17:38:13 localhost [UDP: [127.0.0.1]:54248->[127.0.0.1]]:#012DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance = Timeticks: (164875921) 19 days, 1:59:19.21#011SNMPv2-MIB::snmpTrapOID.0 = OID: UCD-SNMP-MIB::systemStats#011ccitt.1 = STRING: "TEST TRAP Message" Jun 3 17:38:13 TEST-log011 admin: localhost Jun 3 17:38:13 TEST-log011 admin: UDP: [127.0.0.1]:54248->[127.0.0.1] Jun 3 17:38:13 TEST-log011 admin: DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance 19:1:59:19.21 Jun 3 17:38:13 TEST-log011 admin: SNMPv2-MIB::snmpTrapOID.0 UCD-SNMP-MIB::systemStats Jun 3 17:38:13 TEST-log011 admin: ccitt.1 "TEST TRAP Message"
以上です。
お疲れ様です。
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