DNSを構築する上で、インターネット上の障害に備えた構成が必要です。
そのため同じZone情報を持つ、ネームサーバを複数持ちます。
この複数のネームサーバ間で、プライマリサーバからセカンダリサーバへZone情報をコピーすることを「Zone転送」と言います。
また、「DNS Notify」をス要することでZone情報をすぐにセカンダリサーバへ「Zone転送」することが可能です。
Zone転送の動作
- プライマリサーバのゾーンが更新されることにより、セカンダリサーバへゾーン転送される
- SOAレコードのシリアル値はゾーンを変更した後は必ず増加させること
- セカンダリサーバはSOAレコードでプライマリに問い合わせた際、シリアルの更新でゾーン転送を行う
差分ゾーン転送
- 差分ゾーンを使用することでゾーン転送の転送量を削減し、サーバへの負荷を軽減する
Notifyの動作
- DNS Notifyを使用するとゾーン情報をすぐにセカンダリサーバへ更新させることが可能
この「Notify」の動作で、「also Notify」を使用することにより、指定したセカンダリサーバへ「Notify」を送信します。
まとめ
DNSにおいて、Zone転送はかなり重要となります。
以下は必ず頭に入れておくこと。
- プライマリサーバのZone更新、修正することによりセカンダリサーバのZone情報も更新される
- SOAレコードのシリアル値はZone情報が更新された際、必ず「増加」させること
- セカンダリサーバはSOAレコードを問い合わせし、シリアル値が更新されている場合、Zone転送を実施する
- Zone転送には負荷を軽減するために「差分Zone転送」がある
- DNS Notifyを使用することにより、Zone情報をすぐにセカンダリサーバへ更新することができる
以上です。
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