CentOSのIPv6設定

CentOSでIPv6を設定する手順をメモしておきます。

ちなみに、複数のアドレス(IPv4/IPv6)を設定する記事は以下から。
【CentOS6】アドレス複数設定(IPv4、IPv6)

CentOSでIPv6を有効化

CentOSで手動でIPv6を設定する際は、以下のファイルを編集します。

# vim /etc/sysconfig/network

#IPv6有効化
NETWORKING_IPV6=yes

#IPv6アドレス自動設定無効化
IPV6_AUTOCONF=no

該当インターフェースでIPv6アドレスを設定します。

# vim /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0

#手動でIPアドレス設定
IPV6ADDR=2000:ffff::1/64

#IPv6デフォルトゲートウェイ設定
IPV6_DEFAULTGW=2000:ffff::10

設定完了後、ネットワークを再起動し、IPV6を有効化します。

#service network restart

IPv6アドレス設定後の確認

IPv6アドレス設定後、「ip addr」コマンドもしくは、「ifconfig」コマンドで設定が反映されているか確認します。

# ip addr show dev eth0
2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast qlen 1000
    link/ether 00:50:56:89:14:0c brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 192.16.1.9/24 brd 192.16.1.255 scope global eth0
    inet6 2000:ffff::1/64 scope global
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 fe80::250:56ff:fe89:140c/64 scope link
       valid_lft forever preferred_lft forever
# ifconfig -a
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:50:56:89:14:0C
          inet addr:192.16.1.9  Bcast:192.16.1.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: 2000:ffff::1/64 Scope:Global
          inet6 addr: fe80::250:56ff:fe89:140c/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:3456642 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:1911199 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:223618371 (213.2 MiB)  TX bytes:160696684 (153.2 MiB)

ipv6のルーティングテーブルは以下コマンドで確認します。

# netstat -nr -A inet6
Kernel IPv6 routing table
Destination                                 Next Hop                                Flags Metric Ref    Use Iface
2000:ffff:0:3::/64                          ::                                      U     256    0        0 eth0  
fe80::/64                                   ::                                      U     256    0        0 eth0  
::1/128                                     ::                                      U     0      0        1 lo    
2000:ffff::1/128                            ::                                      U     0      29       1 lo    
fe80::250:56ff:fe89:140c/128                ::                                      U     0      0        1 lo    
ff00::/8                                    ::                                      U     256    0        0 eth0  

ping疎通確認は「ping6」コマンドを使用します。

# ping6 2000:ffff::1
PING 2000:ffff::1(2000:ffff::1) 56 data bytes
64 bytes from 2000:ffff::1: icmp_seq=0 ttl=64 time=0.034 ms
64 bytes from 2000:ffff::1: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.043 ms
64 bytes from 2000:ffff::1: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.045 ms

--- 2000:ffff::1 ping statistics ---
3 packets transmitted, 3 received, 0% packet loss, time 1999ms
rtt min/avg/max/mdev = 0.034/0.040/0.045/0.008 ms, pipe 2

IPv6スタティックルート設定

IPv6スタティックルートは以下のように設定します。

# route add -A inet6 2000:ffff::0/64 gw 2000:ffff::10

上記設定だけですと、OS再起動時には無効になってしまうので、別途ファイルに設定を書き込んでください。

こちらも参考にしてくださいね!

以上です。




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げんき☆ひろき
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