前回、LVMの作成をまとめました。
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今回は、作成したLVMの削除手順をまとめました。
目次
【Linux】LVM(LogiclVolumeManager)削除手順
今回はCentOS6での実施例となります。
作成済のLVMボリュームを削除する手順となり、ここでは以下のような構成のLVMを仮定して説明する。
コマンド確認
1 | $ lvmdiskscan |
- 物理ディスク/物理ボリューム(PV)
/dev/sdb1 - ボリュームグループ(VG)
vg02 - 論理ボリューム(LV)
lv_testvol
事前に不要なボリュームの削除を実施
始めに不要なボリュームをフォーマットするために、「fdisk」コマンドを実施します。
1 | # fdisk /dev/sdb |
fdiskコマンドでコマンド一覧を表示
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 | コマンド(mでヘルプ):m ------------------------------ コマンド a ブート可のフラグをつける b bsdのディスクレーベルを編集 c DOSコンパチビリティーをつける d 区画を削除 l パーティションタイプを一覧 m このメニューを表示 n 新しい区画を作成 o DOS区画テーブルを新規に作成 p 区画テーブルの表示 q 変更を破棄して終了 s Sunディクスレーベルを新規に作成 t 区画のシステムIDを変更 u 表示と入力の単位を変更 v 区画テーブルの確認 w テーブルを書き込んで終了 x 上級者用コマンド ------------------------------ |
※現在のパーティション構成を確認するため”P”を入力
/dev/sdbに不要なデバイス(/dev/sdb1)がついているので”d”コマンドで削除します。
※不要なデバイスがない場合は無視して大丈夫です。
LVMアンマウント
該当のボリュームのマウントを解除します。
1 | $ umount /dev/dbdata/lv_testvol |
論理ボリューム(LV)削除
以下コマンドで論理ボリュームを削除します。
1 | $ lvremove lv_xxxxxx |
論理ボリュームが削除されていることを確認します。
1 | $ lvdisplay |
ボリュームグループ削除
次に以下コマンドでボリュームグループを削除します。
1 2 | $ vgremove vg02 Volume group "datavg" successfully removed |
ボリュームグループが削除されたことを確認します。
1 | $ vgdisplay |
※論理ボリュームがすべて削除されたらボリュームグループを削除できます。
物理ボリュームの構成を削除
最後に物理ボリューム構成を以下コマンドで削除します。
1 2 | $ pvremove /dev/sdb1 Labels on physical volume "/dev/sda1" successfully wiped |
物理ボリュームが削除されたことを確認します。
1 | $ pvdisplay |
以上がLVM削除手順となります。
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