rancidで登録している機器を撤去した際の削除手順です。
NW機器を撤去後に監視が不要になった設定を削除していきます。
手順は簡単なのでポイントを押さえていれば特に難しいことはないです。
rancid非監視対象NW機器の削除
NW機器の撤去、入れ替えなどで他ベンダーの機器を導入する際に今まで使用していた機器はなくなるのでrancidから監視ができなくなります。
しかし、rancidはNW機器がなくなったことはわからないのでcronで毎回対象機器にログインを実行します。
その度にrancid自体に負荷がかかってしまいます。
それを避けるために不要になった監視NW機器は削除するようにしましょう。
router.dbから該当の機器を削除
はじめに、rancidのデータベースに登録した機器を削除します。
以下はCisco機器削除の例です。
$ vim /var/rancid/cisco/router.db #test-sw011:cisco:down #test-sw021:cisco:down
ddで行を削除すればいいですが、とりあえず#でコメントアウトしています。
オプションもdownとし認識しないようにしていますが、不要な機器削除したほうがいいです。
アクセス設定から削除
次にログインの設定から該当のNW機器を削除します。
以下はコメントアウトをしていますが、rancid-run後にエラーを吐かなければ削除します。
というか、削除していいです。
$ vim /var/rancid/.cloginrc ############_TEST-seg ######_F5 ##test-lb011 #add user test-lb011 root #add method test-lb011 ssh #add password test-lb011 xxxxxxxxx ##test-lb012 #add user test-lb012 root #add method test-lb012 ssh #add password test-lb012 xxxxxxxx ######_CISCO ###test-sw011 #add password test-sw011 xxxxxxxx xxxxxxxx ###test-sw021 #add password test-sw021 xxxxxxxx xxxxxxxx
hostsから削除
削除対象の機器が登録されているhostsファイルから削除します。
# vim /etc/hosts #test-sw011 #test-sw021
上記はコメントアウトですがpingが通らなければ削除しちゃってください。
rancid-run実行
最後に「rancid-run」を実行しエラーが吐かれず、反映されていればOKです。
# su - rancid $ rancid-run
ここまでできればOKですが、GUI(viewvc)側で設定が残っている可能性があるのでその削除の仕方も以下の記事で説明しているのでご参考にどうぞ。
あとは、WebUIで削除対象の機器がなければ完了です。
以上です。
サーバーを構築するならVPSがおすすめです。
エンジニアのオンライン学習
ITエンジニアにおすすめの教材、オンラインスクールです。
無料からエンジニアの学習ができる教材などまとめているので参考にしてください。
おすすめオンライン教材 | |
自宅で学習ができるオンラインスクール | |
ITエンジニアの開発・検証・学習としてインターネット上で専用のサーバ(VPS)を利用しましょう!
実務経験はVPSで学べます。
コメントを残す