NetAppでSMB(CIFS)サーバのバージョン変更をする際に公式ページ通りに変更ができなかったので、メモしておきます。
SMBのバージョンを有効・無効にする設定は結構使用するので参考にしてください。
※NetAppは仮想環境でも構築可能です。インストール手順は別途作成します。
「NetApp」SMB(CIFS)バージョン変更コマンドのメモ
NetAppSMB(CIFS)のバージョン変更については以下の公式URLを参考にしています。
https://docs.netapp.com/ontap-9/index.jsp?topic=%2Fcom.netapp.doc.pow-cifs-cg%2FGUID-09B378E8-87B3-4413-83C7-AB91213F91BE.html&lang=ja
ただ、変更時のコマンドが公式ページの通りにいかなかったので、設定手順をまとめました。
以下から手順となります。
権限レベルをadvancedに設定
set -privilege advanced
CIFSが有効なバージョンを確認
vserver cifs options show
SMBバージョン1を有効にしたコマンド例
SMBのバージョンに指定できる値は次のとおりとなります。
-smb1-enabled -smb2-enabled -smb3-enabled -smb31-enabled
SMBバージョン「1」を有効にする設定コマンドは以下となります。
cifs options modify -vserver <vserver名> -smb1-enabled true
確認コマンドは以下を実行します。
vserver cifs options show SMB1 Enabled: true
SMBサーバがActiveDirectoryドメイン内にある場合のバージョン変更
SMBサーバがActive Directoryドメイン内にある場合は、以下のようにSMBプロトコルのバージョンを変更できます。
SMBバージョン2を有効
vserver cifs security modify -vserver <vserver名> -smb2-enabled-for-dc-connections true
SMBバージョン2を無効
vserver cifs security modify -vserver <vserver名> -smb2-enabled-for-dc-connections false
確認コマンドは以下を実行します。
vserver cifs security show SMB2 Enabled for DC Connections: true
admin権限レベルに戻る
上記、SMB(CIFS)バージョン変更後は以下コマンドで管理者モードに戻ります。
set -privilege admin
NetAppのSMB(CIFS)バージョン変更コマンドは以上となります。
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