Cisco OSPF設定(デュアルスタック)簡単コマンド!

ネットワークエンジニアなら一度は設定する、OSPFです。
IPv4、IPv6の設定コマンドをメモってますのでご紹介します。

IPv6の設定において、アドレス体系は覚えれば簡単なので、覚えれば設定はIPv4と変わらないので、慣れればなんでもないですよ。

CiscoのIPv6は特別な設定無し。少し触ればすぐに覚えます。

構成図

Cisco_OSPF

Cisco OSPFv3はネットワークコマンドの設定では無く、直接interfaceへ設定する。
また、ルータID(IPv4で)を定義しないとOSPFv3は上がらない。
OSPFv3でパッシブを設定する際は“ipv6 router ospf xxx”配下で設定をする。

ルータAの設定例

interface Loopback0
ip address 3.3.3.3 255.255.255.255
ipv6 address 2002:c0a8:FFFF:FFFF::3/128
ipv6 ospf 100 area 0
interface GigabitEthernet0/2
description "routerB"
ip address 192.168.1.2 255.255.255.0
ip ospf cost 5
ipv6 address 2002:c0a8:FF01::2/64
ipv6 nd ra suppress all
ipv6 ospf cost 5
ipv6 ospf 100 area 0
router ospf 100
router-id 3.3.3.3
no log-adjacency-changes
network 192.168.1.0 0.0.0.255 area 0
network 3.3.3.3 0.0.0.0 area 0
ipv6 router ospf 100
router-id 3.3.3.3
passive-interface Loopback0

ルータBの設定例

interface Loopback0
ip address 1.1.1.1 255.255.255.255
ipv6 address 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1/128
ipv6 ospf 100 area 0
interface GigabitEthernet0/1
description "routerC"
ip address 192.168.2.1 255.255.255.0
ip ospf cost 5
ipv6 address 2002:c0a8:FF02::1/64
ipv6 nd ra suppress all
ipv6 ospf cost 5
ipv6 ospf 100 area 0
interface GigabitEthernet0/2
description "routerA"
ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
ip ospf cost 5
ipv6 address 2002:c0a8:FF01::1/64
ipv6 nd ra suppress all
ipv6 ospf cost 5
ipv6 ospf 100 area 0
router ospf 100
router-id 1.1.1.1
no log-adjacency-changes
network 192.168.1.0 0.0.0.255 area 0
network 192.168.2.0 0.0.0.255 area 0
network 1.1.1.1 0.0.0.0 area 0
ipv6 router ospf 100
router-id 1.1.1.1
passive-interface Loopback0

ルータCの設定例

interface Loopback0
ip address 2.2.2.2 255.255.255.255
ipv6 address 2002:c0a8:FFFF:FFFF::2/128
ipv6 ospf 100 area 0
interface GigabitEthernet0/0
description "routerB"
ip address 192.168.2.2 255.255.255.0
ip ospf cost 5
ipv6 address 2002:c0a8:FF02::2/64
ipv6 nd ra suppress all
ipv6 ospf cost 5
ipv6 ospf 100 area 0
router ospf 100
router-id 2.2.2.2
no log-adjacency-changes
network 192.168.2.0 0.0.0.255 area 0
network 2.2.2.2 0.0.0.0 area 0
ipv6 router ospf 100
router-id 2.2.2.2
passive-interface Loopback0

まとめ

OSPFは動作や構造など覚えることが多いですが、じぶんとしてはネイバーを張るだけ、リンクアップすればよし。って感じでいつも設定しています。
細かい設定をすることはあまりないと思います。

大体はLoopBackを利用したOSPFの設定が主流です。
ポイントさえ押さえておけば、大丈夫です。

それでは!




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!