【C言語】関数の動きをまとめる

関数って、最初は何のことかさっぱりわかりません。
しかし、やっていくうちになんとかなるもんです。

簡単に言えば「処理のまとまり」ってことみたいです。
これだけ言ってもあまりわからないと思いますが、例えば。

「会社へ行く」というプログラムと、「公園へ出かける」という2つのプログラムを作成しようとしています。
すると、この2つのプログラムは以下の流れは一緒とします。

  1. ベッドから起きる。
  2. 歯磨きをする。
  3. 顔を洗う。
  4. 服を着替える。

どちらのプログラムにも共通しているので、「朝の準備」の処理をまとめるとすごく楽になります。

関数を使うことのメリット

関数を使うことにより、いろいろなメリットがあります。

  • 処理を分担することが可能
  • 関数を簡単に使い回しが出来る
  • プログラムが見やすくなる
  • 機能に変更や修正が加わっても、関数を修正することにより、メインのプログラムを修正しなくても済む

こんな感じで、関数を使うことにより、プログラム全体が見やすくなり、設定もしやすくなるので、習得すればかなり便利な機能ですね。

基本的な関数の作成

関数は以下の様な流れで、作成していきます。

  1. プロトタイプ宣言で関数の名前を設定する
  2. 関数の呼び出しをする
  3. 関数の本体の処理を記述する

こんな感じで設定した例が以下となります。

#include <stdio.h>

void line(void);  /* プロトタイプ宣言 */

int main(void)
{
    line();    /* 関数の呼び出し */
    return 0;
}

/* 呼び出された関数の処理を実施 */
void line(void)
{
    printf("関数を用いた出力結果\n");
}

※ 実行結果

関数を用いた出力結果

上記のような形で関数の処理を実施します。

戻り値のある関数の設定例

関数の戻り値とは、関数で処理をし、呼び出し元に戻った際に関数で処理した値を渡すことができます。
これを戻り値と言います。

例えば以下のように、関数を呼び出し、戻り値に「1」という値をつけて処理に戻る設定例です。

#include <stdio.h>

int line(void);

int main(void)  /* 関数の呼び出し */
{
    int num = 0;
    printf("呼び出しだし前のnum:%d\n",num);
    num = line();
    printf("呼び出しだし後のnum:%d\n",num);
    return 0;
}

/* 呼び出された関数の処理を実施 */
int line(void)
{
    return 1;
}

※ 実行結果

呼び出しだし前のnum:0
呼び出しだし後のnum:1

これが関数の基本的な動きとなります。




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!