Cisco iBGP設定(デュアルスタック)簡単設定!

Ciscoの上位プロトコルであるBGP(iBGP)の設定コマンドをメモります。
じぶんとしては、EBGPより今回紹介するiBGPの方が苦手でした。。。

OSPFが設定に絡むのでわからなければ、下のリンクから確認してください。
Cisco OSPF設定(デュアルスタック)簡単コマンド!

IPv4のBGP設定さえわかればIPv6はちょっとした応用で大丈夫

IPv4だけでも設定が難しいと思ったり、めんど臭かったのに今度はIPv6かよって感じですよね。
確かに今までの倍の設定をしなければならないのがデュアルスタックのあまり好きではないところ。

でも、IPv4の設定ができればIPv6BGPなんて同じことをするようなもんで、やってみれば抵抗感はそんなに感じないはずです。

まぁ、今回は”address-family”ってコマンド使うんですけど、やってみれば、あぁ、コンフィグが見やすくなったのかなって思うはず??

それでは構成図と設定をやってみます。

構成図

cisco_iBGP

※OSPFでループバックを広報し、ループバックにてPeering実施
ルータBをRRとした設定

  • ルータA(AS100)
  • ルータB(AS100)-RR
  • ルータC(AS100)

特に、難しくはないです。
よくやる単純な設定です。これさえできれば、iBGPなんて大したことないよねって感じで設定もサクサクいけるはず。

今回はBGPのピアアドレスを対向のルータのループバックアドレスとした設定です。よく使う設定ですね。
まずはガンガンコマンド叩きまくって慣れていくことが大事です。(自分はそっち派です。。。)

ルータAの設定例

router bgp 100
bgp router-id 3.3.3.3
bgp log-neighbor-changes
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 remote-as 100
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 update-source Loopback0
neighbor 1.1.1.1 remote-as 100
neighbor 1.1.1.1 update-source Loopback0
!
address-family ipv4
no neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 activate
neighbor 1.1.1.1 activate
neighbor 1.1.1.1 next-hop-self
exit-address-family
!
address-family ipv6
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 activate
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 next-hop-self
exit-address-family
!

ルータBの設定例

router bgp 100
bgp router-id 1.1.1.1
bgp cluster-id 5
bgp log-neighbor-changes
neighbor CLT-TEST peer-group
neighbor CLT-TEST remote-as 100
neighbor CLT-TEST update-source Loopback0
neighbor CLT-TESTv6 peer-group
neighbor CLT-TESTv6 remote-as 100
neighbor CLT-TESTv6 update-source Loopback0
neighbor CLT-TESTv6 version 4
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::2 peer-group CLT-TESTv6
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::3 peer-group CLT-TESTv6
neighbor 2.2.2.2 peer-group CLT-TEST
neighbor 3.3.3.3 peer-group CLT-TEST
!
address-family ipv4
neighbor CLT-TEST route-reflector-client
no neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::2 activate
no neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::3 activate
neighbor 2.2.2.2 activate
neighbor 3.3.3.3 activate
exit-address-family
!
address-family ipv6
neighbor CLT-TESTv6 route-reflector-client
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::2 activate
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::3 activate
exit-address-family

ルータCの設定例

router bgp 100
bgp router-id 2.2.2.2
bgp log-neighbor-changes
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 remote-as 100
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 update-source Loopback0
neighbor 1.1.1.1 remote-as 100
neighbor 1.1.1.1 update-source Loopback0
!
address-family ipv4
no neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 activate
neighbor 1.1.1.1 activate
neighbor 1.1.1.1 next-hop-self
exit-address-family
!
address-family ipv6
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 activate
neighbor 2002:c0a8:FFFF:FFFF::1 next-hop-self
exit-address-family
!

まとめ

設定も上位プロトコルになるとだんだん複雑になってきます。
焦らず、じっくり設定すれば問題なく動作します。

っていうか、打つべし!です。

BGPって分厚い本とか出てて、見るだけでも吐き気します。じぶんは。。。
とりあえず、コマンドを打って、設定して、『Link』『neighbor』『peer』を上げてみてどのような動作をするのか、じぶんの目で見る事が一番大切です。

それでは!




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!