NWエンジニアが一目でわかる!IOSとJUNOSコマンド比較表

NWエンジニアとしてやはりCiscoとJuniperは必須だと思います。
今ではシスコよりJuniperをよく見ることも多くなったので、こちらのコマンドも覚えておかないとついていけません。

コマンドと言ってもメーカーによっても機器によっても全然違いますので初めのころは結構混乱するはず!
ということでCiscoとJuniperのコマンド比較表を作ったので紹介します。

Cisco機器のコマンドとJuniperのコマンドを比較しどの機器でどのコマンドが使用できるのかしっかり覚えておきましょう。

なれてくればタブやhelpでだいたいどのコマンドが使用できるかわかってきますので、まずはどんどんコマンドを打って出力結果をみて経験を積むことが大切ですね!

CiscoとJuniperの設定コマンドをまとめてみる

この業界(ネットワークエンジニア)にお世話になろうって方は、必須といっていいほど使用するCisco製品
初めのころはコマンドとその出力結果の内容がちんぷんかんぷんで覚えることも必至でした。

上位プロトコル(BGP)も覚えて安心していたら、今度はJUNIPERって製品もあるし、しかもコンフィグ体系がCiscoと全然違う。。。

どうにかコマンドの簡易表なんかないかと調べるのもめんどくさいので自分で作成してみました。

CiscoIOSとJUNOSの代表的なコマンドをメモ。

というか、Cisco(IOS)とJuniper(Junos)のコマンド比較表を作成してみました。
両社のコマンドの微妙な違いがめんどくさいがおぼえれば大したことなし。

Ciscoはこの業界に入ればだれでも使用するコマンドだが、Juniperに関しては最近になって機器に触れる方も多くなったのではないか。
双方はコマンド体系はさほど差はないので、とりあえずコマンドを打ちまくって体に覚えていけば問題ないはず!

ネットワークエンジニアとしてやっていくのであれば今後はJuniperコマンドも必須になるのではないだろうか。。。

IOS Junos 備考
clear counters clear interface statics インターフェースカウントをクリア
clear ip bgp clear bgp neighbor BGPセッションクリア
reload request system reboot 再起動
show arp show arp ARPテーブル確認
show clock show system uptime 機器の標準時間確認
show diags show chassis hardware ハードウェア情報(シャーシ、搭載パッケージ等)
show enviroment all show chassis enviroment 電源、ファン等の情報
show history show cli history 設定コマンド履歴
show interface XXX show interface XXX (detail) インターフェース情報
show interface description show interfaces description 説明文をつけたインターフェースサマリ情報。※interfaceにdescription設定をしないと確認できない
show ip bgp neighbor (peer address) advertised-routes show route advertising-protocol bgp (peer address) BGP広報経路確認
show ip bgp neighbor (peer address) received-routes show route receive-protocol bgp (peer address) BGP受信経路確認
show ip bgp peer-group show bgp group BGP Peerグループ確認
show ip bgp regexp (regex) show route aspath-regexp (regex) ASパスをマッチングしBGProuteを確認
show ip bgp summary show bgp summary BGP(IPv4)のPeerUPとネイバー数を確認
show ip interface brief show interfacce terse IPv4インターフェースステータス情報
show ip ospf database show ospf database OSPFデータベース情報
show ip ospf neighbor show ospf neighbor OSPFネイバー情報
show ip ospf interface show ospf interface インターフェースでのOSPF詳細情報
show ip route  show route ルーティングテーブル情報
show ip route ospf show route ospf ルーティングテーブル情報(OSPF)
show ipv6 neighbors show ipv6 neighbors IPv6リンクアップ確認
show ipv6 route show route table inet6.0 ルーティングテーブル情報(IPv6)
show bgp ipv6 summaryshow bgp ipv6 unicast summary show bgp summary (| find 6.0)  BGP(IPv6)のPeerUPとネイバー数を確認
show logging show log messages ログ情報確認
show processes cpu show system processshow chassis routing-engine CPU使用率確認
show route-map show policy 設定ポリシー確認
show route-map (map名) show policy (map名) 設定ポリシー詳細確認(マップ名別)
show running-config show configuration 設定コンフィグ確認
show users show system users ログイン中のユーザー確認
show tech-support request support infomation テクニカルサポートが必要とするハードウェア及びソフトウェア情報を表示
show version show version OSバージョン情報
terminal length 0 set cli screen-length 0 画面に表示される行数を指定。”0″だとmoreが出力されず、すべてを表示する
terminal monitor monitor start messages ログメッセージをリアルタイムで表示する
terminal no monitor monitor stop messages リアルタイムで表示されるログメッセージの表示を止める
write eraseerase startup-config load factory-default 設定初期化
write memorycopy running-config startup-config commit コンフィグ設定保存

別途にエクセルで作成した資料も載せておきます。

ネットワーク① ネットワーク②

以上です。

まとめ

CiscoJuniperの微妙なコマンドの違いを頭に入れておき、それぞれの基本的なコマンドは覚えておきましょう。
また、両社のコマンドには違いはありますが見やすさや詳細の見え方も善し悪しがあります。

今回、紹介したコマンドを大体覚えておけば、ある程度のルーターの操作はできると思います。

それでは!




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!