仮想基盤を構築する際に重要となるのが、サーバーとストレージ間の接続に関する設定となります。
FC間接続でのZONE設定は重要で、仮想基盤構築時にESXiからストレージで作成した「LUN」にアクセスできるように、Nexusで通信ができるように設定します。
ZONE設定はCiscoNexusでよし使用するので、以下設定手順をメモしておきます。
【Cisco】Nexusゾーニング設定(pwwn)
ゾーニング設定では、サーバ側のPWWNとストレージ側のLUNのPWWNの結び付けをしてグルーピングします。
設定は、「zoneset」コマンドで実施します。
それぞれのPWWNの確認は、メーカーによって異なるので、確認が必要ですが、一番簡単な確認のやり方は、実際に機器の起動後にnexusのFCポートに接続した際、ターミナル画面のログに表示されますので、メモっておくのも良いです。
それでは以下が設定の手順となります。
①zoneを設定
以下の設定ではESXiのPWWNとEMCストレージLUNのPWWNでのゾーニングの設定となります。
#conf t (config)# zone name ESX-VNX vsan 100 (config)# member pwwn 20:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx (ESXのpwwn名) (config)# member pwwn 50:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx (ESXのpwwn名) (config)# exit
②zonesetのメンバー追加
①で設定したzoneのグループをzonesetのメンバーとして追加します。
(config)# (config)# zoneset name VSAN100 vsan 100 (config)# member ESX-VNX (config)# exit (config)#
③zonesetをアクティブ化
最後に設定したzonesetをアクティブ化します。
(config)# (config)# zoneset activate name VSAN100 vsan 100 (config)#
最後にコピーはしておきましょう。
# # copy run start #
zoneset後のNEXUS上での確認コマンド
最後に実際、上記のzonesetが適用されているか、また、再度WWNを確認するなど必要なコマンドをまとめているので、メモしておきます。
追加したゾーン設定が反映されている事が確認
# # show zoneset #
追加したゾーン情報がactiveになっている事を確認
# # show zoneset active #
FCIDのテーブル情報が更新されている事を確認
# # show fcdomain fcid persistent vsan 100 #
新規物理サーバのFCケーブルのPWWNを確認
# # show flogi database #
FCケーブルのモードや新規物理サーバのPWWNを確認
# # show fcns database #
まとめ
nexusでゾーニングを実施する際は、showコマンドでPWWNを確認しながら、しっかりメンバーをセットして紐付けをしましょう。
PWWNはみにくいので、一つ一つ確認することが何よりも大事ですよ!
それでは!
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