格安SIM(MVNO)でもキャリアと同じように4G/LTE/VoLTEなどの音声通話やモバイルデータで利用する通信規格を利用することができます。
しかし、通信規格といっても、4G/LTE/VoLTEは一体何のことなのかわからない方が多いですよね。
ちょっと前までは、3Gだとか4Gだとか言っていたんですが、最近はLTEやVoLTEなどどんどん新しいワードが出てきて混乱している方もいるかと思います。
今回はこの、4G/LTE/VoLTEなどの通信規格について紹介します。
4G/LTE/VoLTEは通信規格のことで、簡単に言うと通信速度のこと
Wi-Fiを使わなく、モバイルデータを使ってインターネットを使用していると、スマホやiPhoneの画面の上に「LTE」や「4G」といった文字が表示されます。
ここに表示される記号が通信規格です。
4Gはこれまで長く使われてきた3G(第3世代移動通信システム)の次世代規格(第4世代)のことで、3Gよりも通信速度が早いのが特徴です。
「LTE」は4Gに含まれる通信規格の一つで、やや4Gよりも劣りますがほぼ同じようなものです。別名3.9Gとも言われています。
4G/LTEともに理論値では下りは70〜150Mbps、上りは約50Mbps程度まで出力可能で、現在の多くのMVNOの通信規格で採用されています。
ただし、3Gよりも対応エリアは狭いところが短所で、山間部や電波の入りづらい建物でモバイルデータを利用していると自動的に3Gに切り替わり、速度が低下することがあります。
また、VoLTEと言う通信規格は4G/LTEネットワーク上で音声通話が行えるシステムのことです。
これまで音声通話とデータ通信を一緒に使えなかったのですが、VoLTEが発表され音声通話中でも4G/LTEのモバイルデータが利用できるようになりました。
VoLTEが利用できるiPhoneの機種はiPhone6以降に限られるので、古いiPhoneは対応しないので注意しましょう。
格安SIM(MVNO)では現在はほとんどVoLTEに対応しているので心配はありません。
モバイルデータで利用する通信規格を覚えておこう
モバイルデータで利用する通信規格を覚えることで今の通信速度がどのくらいでるのかと言う目安になるので便利です。
下の表で各通信規格の特徴をまとめたので参考にしてください。
モバイルデータ通信の通信規格 | |
---|---|
通信規格 | 特徴 |
1G(第1世代) | アナログ方式の携帯電話。 音声をアナログ電波で送信する規格。 1999年にサービス終了。 |
2G(第2世代) | デジタル方式。 電話だけでなくメールやインターネットに対応。 2012年にサービスは終了。 |
3G(第3世代) | 2Gの高速化。 下り数Mbps〜15Mbps程度の速度。 日本全国100%に近いほどエリアをカバーしており、現在も利用されている。 |
4G/LTE(第4世代) | 3Gをさらに高速化。下り100Mbps以上の高速通信が可能。 現在の主流でカバーするエリアも拡大している。 |
VoLTEの特徴
今一番新しいと言われているVoLTEの特徴ですが従来の仕様との違いは簡単に言うと以下になります。
- 従来:音声通話をすると、モバイルデータは3Gに切り替えられる。音声通話と「4G/LTE」を併用できない
- VoLTE:音声通話中でも、「4G/LTE」が使える。音声通話しながら「4G/LTE」が併用できる
4G/LTE/VoLTE対応iPhone比較表
それぞれの通信規格がわかったと言うことで、どのiPhoneがどの規格に対応しているのか気になりますよね。
以下で、4G/LTE/VoLTE対応iPhoneの比較表を作ったので参考にしてください。
4G/LTE/VoLTE対応iPhone比較表 | |
---|---|
4G/LTE対応iPhone | iPhoneX iPhone8 iPhone8Plus iPhone7 iPhone7Plus iPhone6s iPhone6sPlus iPhoneSE iPhone6 iPhone6Plus iPhone5s iPhone5c iPhone5 |
VoLTE対応iPhone | iPhoneX iPhone8 iPhone8Plus iPhone7 iPhone7Plus iPhone6s iPhone6sPlus iPhoneSE iPhone6 iPhone6Plus |
まとめ
今回の記事で、4G/LTE/VoLTEの通信規格の意味がわかった方は、今後はスマホを仕様するときにこの知識が意外とやくに立ったりしますよ。
4G/LTE回線のときであれば、動画もスムーズに見れるし、3Gになると動画はちょっとストーリーミングが遅くなりますが、そこそこ見れると言うことが知識にあったり、VoLTE利用じにはハンズフリーの通話しながら4G/LTE回線で動画などのサイトを見ながら話すなど、日常生活でちょっとしたことに役立たせることができます。
知識を知ることは大事ですし、日常持ち歩いているスマホのこれくらいの知識は頭に入れておきましょう!
それでは!
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