格安SIM(MVNO)の「IIJmio」では今回、物理のSIMカードを使用せず、スマートフォンなどの端末内に備わっている「eSIM」機能を使った通信サービス「IIJmioモバイルサービス ライトスタートプラン(eSIMベータ版)」の提供を開始することを発表しました。
いよいよ、IIJmioでeSIMのサービス提供が始まりますが、昨年2018より、MNOのコアネットワーク設備の一部を自社で保有・運用するフルMVNOとして、eSIMの動作検証を進めていました。
その検証を経ていよいよ今回サービス提供をすることに決まりました。
格安SIM(MVNO)の「IIJmio」で物理のSIMカードを使用しない「eSIMプラン」の提供開始!※ただしデータ通信のみ対応
今回、格安SIMの「IIJmio」が提供する「eSIMプラン」ですが、2019年7月18日よりサービス提供されます。
ただし、利用できるプランはデータ通信のみのプランとなります。
「ライトスタートプラン:6GBで月額1,520円」
また、簡単ですが、契約手続きの手順は以下となります。
- IIJmioの専用ページより契約手続きを行う
- 表示されるバーコードを読み取り、プロファイルをダウンロードする
※一部のeSIM搭載端末ではAPNの設定は不要
また、eSIM対応端末は以下の通りとなります。(2019年7月4日時点)
- Microsoft Surface Pro LTE Advanced
- Apple iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR
- Apple 11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第3世代)、iPad Air(第3世代), iPad mini(第5世代)
※上記端末はSIMロックがかかっていないこと
上記、端末をもっていてeSIMに興味がある方は、利用してみるのもいいかもしれませんね。
IIJmioの「eSIM」サービスはを利用する人はどのような人がメリットがあるのか
IIJmioが今回サービス提供をする「eSIM」ですが、どのようなユーザーに対してメリットがあるのでしょうか。
やはり、ターゲットとしてはキャリアです。
毎月7GB近くのデータ通信を利用しているユーザーが1GB低用量プランに変更し、残りのデータ容量をIIJmioのeSIMを利用するという形です。
IIJmioのeSIMプランでは月額1,520円で6GBのデータ容量を使用することができ、他の大手キャリアプランで7GBを使う場合は月額6千円前後かかります。
ここでキャリアの1GBプラン(月額2,980円ほど)とIIJmioのeSIMを導入すれば、月額料金は5千円以下となり、キャリアだけで7GB使うよりも安く済みます。
私がおすすめするのは、キャリアのかけ放題プランのみを契約し、データ通信は完全にIIJmioのeSIMを利用するという使い方です。
実際、私の妻は通話機能だけをドコモのかけ放題プランとし、データ通信をIIJmioとしています。これは格安SIMでの例ですが。
なので、現在キャリアの方はデータ容量を減らすもしくはかけ放題のみのプランにして、データ通信はIIJmioのeSIMを利用するというやり方にするだけで、月額料金はうんと安くなります。
ということでそもそも「eSIM」とは
上記でも簡単には説明しましたが、「eSIM=embedded SIM」は、スマホに初めから組み込まれているSIMのことを言います。
現在ほとんどの方は物理的にSIMをスマホなどの端末にセットして通信をしていますが、このeSIMはいちいちSIMを購入してセットしなくても、もともと内臓されているので、そのような手間がかかりません。
さらに、たとえばドコモで契約していたeSIM搭載機器を、auに変えたいという場合、SIMを入れ替えることなく、eSIMをauの契約情報に上書きすることで簡単にauのネットワークが使えるようになります。
このeSIMを搭載したデバイスとしてアップルの端末があげられますが、この内蔵されているeSIMを利用することで、海外で使用する際に現地の通信情報に書き換えることで手軽に海外でもデータ通信の利用が可能となります。
まとめ
格安SIM(MVNO)のIIJmioで2019年7月18日より、「eSIMプラン」のサービス提供を開始します。
eSIMは、eSIM搭載専用の端末に組み込まれており、わざわざ物理のSIMをセットしたり、入れ替えたりする手間がかかりません。
また、eSIMに書き込まれているデータを上書きすることで他社の通信を簡単に利用することが可能となります。
現在キャリアを利用し、eSIM搭載の端末を持っている方はぜひ、この機に利用してみてはいかがでしょうか。
それでは!
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