NTPサーバーを5分で構築!

NTPサーバーを構築し、サーバーの時刻を日本標準時間に自動的に合わせるように構築します。
インストールと設定はかなり簡単なのでサクッやっちゃいましょう。

NTPサーバーインストール手順

サーバのバージョン確認

[root@t-bobo011 ~]# cat /etc/redhat-release
CentOS release 6.5 (Final)

パッケージ情報の確認(インストール済みかを確認)

[root@t-bobo011 ~]# rpm -qa | grep ntp

ntpインストール

[root@t-bobo011 ~]# yum -y install ntp

NTPサーバー設定(時刻同期先)

インストールが終了したらコンフィグファイルの設定をするだけです。
他に細かくいじっちゃうところはありません。

”ntp.conf”同期先のサーバーのアドレスを追記するだけです。

# vi /etc/ntp.conf

# Hosts on local network are less restricted.
#restrict 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 nomodify notrap

# Use public servers from the pool.ntp.org project.
# Please consider joining the pool (https://www.pool.ntp.org/join.html).
#server 0.centos.pool.ntp.org iburst
#server 1.centos.pool.ntp.org iburst
#server 2.centos.pool.ntp.org iburst
#server 3.centos.pool.ntp.org iburst
server  172.16.1.61

NTPサーバー起動

NTPサーバ起動時に時刻が大幅にずれていると、うまく起動できないことが
ある為、起動前に手動で時刻合わせをします。

# ntpdate 172.16.1.61
15 Nov 11:14:37 ntpdate[7104]: step time server 192.168.10.13 offset 20493.920142 sec

上記で同期をとった後にNTPサーバ起動します。

# service ntpd start
ntpd を起動中:                                             [  OK  ]

又は

# /etc/rc.d/init.d/ntpd start
ntpd を起動中:                                             [  OK  ]

NTPサーバー同期確認

時刻同期中はNTPサーバーは以下の状態となります。

# ntpq -p
     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
 172.16.1.61     192.168.10.13    3 u   52   64    7    0.494    2.500   1.697

時刻同期完了の際、*が表示されます。
.INIT.が表示された場合、うまく同期先の NTP と接続できていないので注意しましょう。

# ntpq -p
     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
*172.16.1.61     192.168.10.13    3 u    3   64   37    0.417    3.581   2.018

NTPサーバー自動起動設定

再起動時に自動でntpプロセスが上がるようにchkconfigを設定します

# chkconfig | grep ntp
ntpd            0:off   1:off   2:off   3:off   4:off   5:off   6:off
ntpdate         0:off   1:off   2:off   3:off   4:off   5:off   6:off

以下のコマンドでサーバー起動時に自動でNTPプロセスが上がるようにします。

# chkconfig --level 2345 ntpd on
[root@d-oha-fwd011 ~]# chkconfig | grep ntp
ntpd            0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off
ntpdate         0:off   1:off   2:off   3:off   4:off   5:off   6:off

設定後の時刻確認

お疲れ様でした。
これで完了です。

最後に”date”コマンドで以下のように時刻があっていれば問題ございません。

# date
2014年  5月  1日 木曜日 18:30:47 JST

以上です。




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!