【VPS】WebARENA Indigoの評判とメリット・デメリットをエンジニア目線で評価

エンジニアの学習や開発・検証を手軽にしたい方は「VPS」がおすすめです。
今回は通信大手企業の「NTT」が運営している「WebARENA Indigo」のVPSの評判と機能等についてまとめました。

エンジニアの学習からみた「WebARENA Indigo」の評判について

エンジニアとしてVPSの「WebARENA Indigo」は簡単な開発や検証をする場合や、学習として使用するにあたり、とにかく安い価格で利用することができます。

また、なんといっても最低価格349円から、SSD搭載のVPSを使用することができるので、サーバー自体もスペックが高く高速な処理ができます。
サーバーがサクサクと動作するので使いやすさは、ハードディスク搭載のVPSを使用するより断然使いやすいです。

「WebARENA Indigo」のメリット
 ・他社のVPSと比較してトップレベルの低価格
 ・低価格の提供でSSDをを搭載し高スペック提供
 ・大手通信会社「NTT」が運営
 ・NTT回線で通信速度は安定し速い(最大1Gbps)
「WebARENA Indigo」のデメリット
 ・サポート体制の評価が低い
 ・LinuxOSの種類が少ない(UbuntuとCentOS)
 ・現状プランからのスペックアップできない
 ・複雑な環境構成を構築できない

WebARENA Indigoのメリットについて

WebARENA Indigo」の最大のメリットはとにかく「月額の利用価格が安い」というところです。

また、通信会社最大手のNTTグループが運営しているというところで、サービスを利用するにあたり安心して使えるというところがメリットとなります。
聞いたこともない企業で提供しているVPSよりも、大手の企業で利用したいという方は、間違いなく「WebARENA Indigo」を利用することをおすすめします。

VPS関連ではトップレベルの低価格を提供

「WebARENA Indigo」の最大のメリットは、VPSを利用する際の価格の安さです。
一番最安値の1GBプランでも、「349円/月」となり、1CPU、1GBメモリ、20GBのSSDを積んでいます。
もう一つ上のプランでも「699円/月」で2CPU、2GBメモリ、20GBのSSDとなり、昼食代1回分相当で毎月利用することができます。

とにかく、自宅でサーバーが置けない、スペックの良いサーバーを安いコストで動かしたいという方はおすすめです。

すべてのVPSプランに「SSD」を搭載している

「WebARENA Indigo」ではすべてのVPSに「SSD」を積んでいます。
ハードディスクではなく「SSD」を搭載することにより、マシンの処理速度が早く、ハードディスクを積んでいるVPSより、動作が速いです。

「ハードディスク」と「SSD」が違うだけでそんなに変わるのかというか違いますが、私の経験上、全然違います。
とにかく、SSDはディスクへの読み取り、書き込み処理が、ハードディスクよりも何倍も速くストレスがありません。

サーバーへ何かしらの重いプログラムをする上で、「SSD」と「ハードディスク」が異なるだけで天と地ほどの差があると思っていても良いです。
VPSを利用するときは「SSD」を利用しましょう。

大手企業「NTT」が運営している

「WebARENA Indigo」は日本の通信企業最大手となる「NTT」グループが運営しています。
大手企業だからこそ、コストをここまで安くでき、高スペックのVPSを提供することができるわけです。

とにかく、安心してVPSを利用したいという方、初めて使うならとりあえず大手企業が提供しているサービスを利用したいという方は「WebARENA Indigo」を選択しましょう。

「通信速度」は安定している

上記でも説明したように、日本の通信企業最大手である「NTT」が提供しているVPSなので、通信回線に関しては安心して利用できます。

また、NTT回線を使用しているため、通信速度も安定し、他社のVPSよりも速いです。

他社の回線は「NTT」や「KDDI」などの回線を借用していますが、「WebARENA Indigo」はNTTの運用なので「自社回線」を利用しています。
VPSへの通信はどのサービスよりも安心して利用できはずです。

WebARENA Indigoのデメリットについて

WebARENA Indigo」のデメリットは、人によって使い方が限られる・使い勝手が悪いところです。

また、VPSを利用する上で十分なサポートがないこと、利用できるLinuxOSの種類が限られるというところです。

サポート体制はあまり良くない・低評価

「WebARENA Indigo」のサポートは、電話やメールによる受付がありません。チャットbotのみとなります。

VPSを利用する上で、直接電話やメールでのサポートを受けたい方という方にとっては、ちょっと不安になるところです。
ただ、利用する上での基本的な問い合わせはチャットbotで十分かと思います。

初めてVPSを触る上では、どこのサービスも同じですし、どうしても電話やメールでの問い合わせをしたい方は他社のサービスを選択するのも良いかもしれません。

ただ、この金額で利用できるのであれば、私は十分だと思います。

LinuxOSの種類が少ない(UbuntuとCentOS)

他社のVPSでは、LinuxOSを利用する上で、Linux系のOSの種類が多いところもありますが、「WebARENA Indigo」では選択できるLinuxOSは「Ubuntu」と「CentOS」のみとなります。
「CentOS」も一般ではもうすぐサポートがなくなることで話題になっていますが、運営会社が「NTT」なのでそこはなんとかなりそうかと。

また、今後のサービスではCentOSに変わるLinuxOSの提供は必ずあると思います。

現状としては利用できるOSは限られますが、一般的に利用されているLinux系OSの「Ubuntu」と「CentOS」ですので、よほどの「こだわり」がない限りこれだけあれば十分です。

現状プランからのスペックアップできない

「WebARENA Indigo」を利用するにあたり、私的に一番頭に入れておいた方が良いと思うところは、スペックの変更(プラン変更)ができないところです。

例えば、ブログやWebサイトをこのVPSで構築することで、アクセス数が増え、サーバーが耐えられない場合、スペックをアップしたいと思っても変更ができないということです。

プランを変更するには、別途プランを契約し、新規で契約したVPSへ載せ替えるしかないです。
これをするためには、ある程度の技術力も必要となりますし、かなりめんどくさいことになります。

何か障害が起こったとしても「バックアップ」はできますが、初心者の方は色々と不安要素が残ります。

複雑な環境構成を構築できない

ここは、VPS初心者というより、ある程度技術力のあるエンジニアの方が利用する上でのデメリットとなります。
「WebARENA Indigo」では、AWSやConoHaVPSのような複雑な環境を構成することができません。

例えば、負荷分散装置(ロードバランサー)を設置したり、データベース専用のサービスや、複数のサーバーを連携させて大規模なWebサービスを構築することが大変です。

サーバー上にDockerなどのコンテナ環境を利用するなどの使い方をすれば良いかもしれませんが、コンテナ技術の知識が別に必要となるので、ハードルは高いかもしれません。

ただ、学習用、検証用として利用するのであれば、こういう環境構築で利用して使い倒すのも良いかと思います。

エンジニアとしての「WebARENA Indigo」の評価

とにかく安くVPSを利用したい人には十分なサービスです。
ある程度のVPSの知識もあれば、サポート体制が充実していなくても、自分でなんとか解決できるのであれば問題なしです。

お試しの無料期間も「20日間」あるのでとりあえず、使ってみようかなという方でも全然いけます。
サービスもLinux系OS、Windowsも利用できるので、構築の検証・学習(資格の勉強)などで安く利用したい方には一番おすすめと言って良いです。

「WebARENA Indigo」を利用する方は以下のような目的の方がおすすめです。

  • サーバー単体での動作確認・検証をしたい
  • 資格勉強でサーバーを利用したい
  • 簡単なツールを構築したい
  • ブログやWebサイトを低価格で構築したい

「WebARENA Indigo」の料金プラン

「WebARENA Indigo」ではLinuxサーバとWindowsサーバを利用することができます。
この2つのプランは利用料金が異なるので確認しておきましょう。

プラン(Linux) 月額料金 メモリ CPU SSD 初期費用 最低利用期間
1GB 349円/月 1GB 1コア 20GB 無料 無し
2GB 699円/月 2GB 2コア 40GB 無料 無し
4GB 1,399円/月 4GB 4コア 80GB 無料 無し
8GB 2,798円/月 4GB 6コア 160GB 無料 無し
16GB 5,596円/月 16GB 6コア 320GB 無料 無し
32GB 11,193円/月 32GB 8コア 640GB 無料 無し
プラン(Windows) 月額料金 メモリ CPU SSD 初期費用 最低利用期間
1GB 825円/月 1GB 2vCPU 50GB 無料 無し
2GB 1,650円/月 2GB 3vCPU 100GB 無料 無し
4GB 3,190円/月 4GB 4vCPU 200GB 無料 無し
8GB 6,490円/月 4GB 6vCPU 400GB 無料 無し
16GB 13,200円/月 16GB 8vCPU 800GB 無料 無し
32GB 26,400円/月 32GB 10vCPU 1600GB 無料 無し

「WebARENA Indigo」のまとめ

「WebARENA Indigo」の利用にあたり、複雑な環境の構成はできないが、サーバー上で仮想環境を構築するなど、工夫をすることで、やり方によっては色々な環境は構築できます。
もちろん技術力は必要になります。

ただ、学習としてのコマンドの確認、サーバー単体の検証などには最適であり、低価格で利用するのであれば、どの高性能なVPSよりもおすすめです。
サーバーが壊れたとしてもバックアップは可能ですので、安心して利用することができます。

とにかく、低価格で高性能なVPSを利用したい方は「WebARENA Indigo」を利用しましょう。




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げんき☆ひろき
インターネット関連のSEをやっています。 ネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想基盤まで幅広く手を出しており、MVNOの構築経験もあります。 現在は、Pythonを使ったプログラミングの開発をしネットワークの自動化ツールを作成しています! Pythonの入門書も作成しているので、ぜひ参考にしてください!