エンジニアの開発・検証・学習などで、どこでもアクセスできるサーバーを利用したいというのであれば迷わず「VPS」を紹介します。
「VPS」はオンラインの環境があれば、パソコン1台でどこからでもサーバーに接続し利用することができます。
ちょっとした検証でコマンドを調べたり、エンジニアとしての学習・プログラミングの練習などにも利用できるので、エンジニアとしてスキルアップしたい方にはこれから必須ツールといっても過言ではないです。
この記事を読まれた方は、これをきっかけにぜひ、これからのエンジニアスキルアップのためにVPSを利用してみてはいかがでしょうか。
月額の使用量もかなり安いのでぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
今回は「VPS」の中でも最も人気が高いとも言ってもよい「ConoHaVPS」の最安値プランについて調べたので参考にしてください。
【ConoHaVPS】は一番安いプランからのプラン変更はできない
ConoHaVPSの最安値プランは以下となります。
初期費用 | 無料 |
最安プラン | 682円〜 |
SSD | ◎ |
容量 | 30GB〜 |
CPU | 1コア〜 |
メモリ | 512MB〜 |
お試し期間(無料) | 無し(時期によりキャンペーンあり) |
上記は月額料金での金額となります。
ConoHaVPSの最安値のプランは月額で「682円」となります。
スペックも1コア、メモリ512MBと他社のVPSと比べてスペックは低いですが、実際に検証、学習用として利用してしていますが、ストレスはないですし、サクサク動作します。
大容量のデータを使用するような開発向けではありませんが、Linuxサーバーの開発・検証・学習、プログラミング環境で検証する、簡単なWebアプリを立ち上げるくらいのことであれば全然利用できます。
実際に私もPythonを動かして、Webアプリなどを立ち上げており、特に動作が遅いなどのストレスは感じませんでした。
ただ、この最安値のプランには注意点があります。
「512MBプラン」はプラン変更ができないというところです。
このプランからスペックを上げたいからあプラン変更をしたいとなると、新規にプランを購入しないといけません。
将来的にプランの変更を視野に入れているのであれば「1GBプラン」からの利用をおすすめします。
「512MBプラン」は検証・学習専用として使うようにしましょう。
将来的にスペックアップすることを考えているのであれば最安値のプランはやめること
上記でも説明したようにVPSを利用するうえで将来的に拡張を視野に入れているのであれば、ConoHaVPSでは最安値プランはおすすめしません。
「512MBプラン」はこのプラン以外にはプラン変更ができないので、検証・学習を中心に実施することが無難です。
あとは、ConoHaVPSのお試しとして利用することを前提に利用したほうがいいです。
何度も言いますが、スペックアップすること前提は必ず利用するプランではないのでやめておきましょう。
「512MBプラン」は自動バックアップ無し!スペックアップするためには事前にバックアップが必要
どうしても「512MBプラン」からプラン変更してデータを引き継ぎたいのであれば、「手動バックアップ」でデータをバックアップして、新規でプランを購入したのち新規のサーバーへデータを書き込みます。
また、そもそも出数が、ConoHaVPSでは「512MBプラン」は自動バックアップ機能は利用できません。
なので、バックアップは手動で実施します。
エンジニアの勉強としてもバックアップの勉強にもなるのでやってみるのもいいかもしれません。
プラン変更は新規のプランを購入し、「512MBプラン」は新規プランで復旧できた後に解約しましょう。
では、手動バックアップですが、どうすればよいかということですが、Linuxサーバー限定として以下を参考にしてください。
手動バックアップは「SCP」を利用した方法を利用します。
「SCP」でバックアップを実施する
SCPは「SSH」プロトコルの機能を使ってセキュリティの高いファイル転送を行うコマンドです。
SCPを利用する前提としてまずはLinuxサーバー上でSSHをインストールします。
インストール方法は以下のページを参照してください。
次にSCPでサーバーへアクセスしてバックアップファイルを取得する方法ですが、Windows,MacPCそれぞれのやりやり方があるので以下のページを確認してください。
・WindowsでSCPを実施
・MacでSCPを実施
この方法でフォルダごとデータをダウンロードして、新規サーバーへアップロードします。
手動バックアップはこの方法が一番簡単です。
スペックアップするためには別プランの再契約が必要
「512MBプラン」ではプラン変更時には別プランでの新規契約が必要となります。
別プランに変更する際は上記のバックアップを手動で取得し、新規に契約したプランのサーバへデータをアップロードしましょう。
この時、旧「512MBプラン」は停止せず、何かあったときのために復旧用として残しておきましょう。
完全にデータの移行が完了した後に、停止・解約をすることをおすすめします。
【ConoHaVPS】で一番安いプランを利用するべきなのはどういうユーザーなのか
「ConoHaVPS」の「512MBプラン」を利用するのに適したユーザーは主に以下となります。
- 簡単な開発環境を利用したい
- Linuxサーバーでアプリを構築したい
- コマンドの動作確認をしたい
- プログラミングの学習環境として利用したい
- Webサーバーを構築したい
- ネットワーク・仮想環境(コンテナなど)の勉強をしたい…etc
特に、検証や学習として利用するのがおすすめです。
これからエンジニアになりたいけど、サーバーを動かす環境が欲しいという方はVPSは使った方が絶対にいいです。
スキルアップをするために利用しましょう。
テスト・検証・学習用であれば最安値プランを利用するべき
エンジニアを目指したいけど、自宅はサーバーに置けないし、購入するだけでもお金がかかる、電気代がかかるのでなかなか手が出せないという方はVPSを利用するべきです。
はっきり言ってハードを買う必要はないです。
学習レベルであれば、わざわざ買う必要もありません。
ハードを触るような仕事に就くことになれば、学習を一通り終えた後に安いサーバーを買うなりすればいいと思います。
ぶっちゃけ就職した後でも問題ないです。
私はこの最安値のプランであれば、主に学習用のツールとして使うことが最適だと思います。
プランが変更できないのでスペックは「512MBプラン」のままですが、学習用ととしては十分です。
もちろん検証用にも十分利用できます。
わざわざ重たいハードを自宅に置く必要はないです。
最安値のプランでも十分なスペックと処理能力
最安値のプランでは思うように動作しないのではないかと思われる方はいるとおもいますが、大丈夫です。
すでに私の方でも検証済みです。
ConoHaVPSの「512MBプラン」は1コア・512MBとなっていますが、最新のCPU、メモリが積まれており、さらにハードディスクの何倍も高速に処理ができる「SSD」を搭載しています。
私はこのプランで以下の構築までしています。
- Linuxコマンドを使用してファイルダウンロード・インストールなど実施
- サーバー構築・動作確認
- Pythonをインストールしてプログラミング学習
- Dockerをインストールして複数のコンテナを構築
- DjangoでWebサーバーを立ち上げる・SSL環境まで
どれを実施しても、動作的には全然ストレスないですし、サクサク動作します。
SSHでのアクセス後も問題ないです。
よほど大容量のデータを使ったアプリなどを動作させるなどしないと動かなくなることはないです。
検証や学習としては十分なスペックなのでわざわざ1GBプランから始めず、「512MBプラン」から始めましょう。
ちなみに「512MBプラン」でWebサーバーまで構築した記事も書いているので参考にしてください。
VPS初心者は最安値のプランから試してみるべき
エンジニアとして始めるにしてもとりあえず、VPSからでも私はいいと思います。
ハードを購入して、サーバーを壊してしまうと、初期化から再インストールまで結構時間がかかってしまいます。
壊れたとしてもVPS上なので、簡単に再インストールすればいいだけです。
はじめはサーバーを壊すくらいいじり倒すのが大事ですよ。
もし、VPS上でサーバーが動かなくなったとしてもサポートがあるので問い合わせれば大丈夫ですし、検証・学習環境として使うのであれば、障害時の切り分けなどの「トラブルシュート」の勉強にもなるのでプラスに考えるといいです。
とにかく、サーバーをいじって壊れても何度でも簡単に作り直せばいいのでVPSは検証・学習にも向いていると思います。
まとめ
「ConoHaVPS」の「512MBプラン」は主に簡単な検証や学習用ととして利用しましょう。
Webアプリケーションも構築することができるので、エンジニアを目指している方はぜひ利用してください。
以下に該当するエンジニアを目指している方はぜひVPSを検討してください。
- 安くサーバー(Linux)を利用したい
- エンジニアの勉強としてサーバーを利用したい
- プログラミングで簡単なアプリを動かしたい
- インターネットを利用した環境を構築したい
- サーバーを構築したい
- ネットワーク・ファイアウォールの動作を確認したい…etc
高速「SSD」限定のVPS比較はこちらから
エンジニアのオンライン学習
ITエンジニアにおすすめの教材、オンラインスクールです。
無料からエンジニアの学習ができる教材などまとめているので参考にしてください。
おすすめオンライン教材 | |
自宅で学習ができるオンラインスクール | |
ITエンジニアの開発・検証・学習としてインターネット上で専用のサーバ(VPS)を利用しましょう!
実務経験はVPSで学べます。
コメントを残す